カーネリアン

赤色を帯びた玉髄の一種

カーネリアンcarnelian)は、鉱物の一種で、玉髄(カルセドニー)の中で赤色橙色をしており、網目模様がないもの。紅玉髄(べにぎょくずい)ともいう。網目模様があるものを瑪瑙と呼ぶ。carnelian の名は、ラテン語で「肉」を意味する carnis に由来すると言われている。

手芸用に穴のあいたカーネリアン
青森県の津軽半島で採取した自然に色が染み込んだ瑪瑙。

産出地 編集

主な原産地はインドグジャラート州)、ブラジル等。

性質・特徴 編集

化学式は SiO2二酸化ケイ素)。モース硬度で 6.5 - 7。比重は 2.61。

用途・加工法 編集

他の玉髄などと同様、工芸品彫刻の材料、印鑑印章アクセサリー等に使用されている。

トピックス 編集

インダス文明ドーラビーラ)は、この鉱物を材料とするビーズを加工して繁栄をきわめたことで知られる。

カーネリアンはパワーストーンとしても有名で、活力を与える鉱物とされている。ナポレオンマホメットもこれで印章を作らせている。

関連項目 編集

外部リンク 編集

  • Carnelian (英語), MinDat.org, 2012年3月31日閲覧 (英語)