カーブル大学

アフガニスタンの大学

座標: 北緯34度31分04秒 東経69度07分41秒 / 北緯34.51778度 東経69.12806度 / 34.51778; 69.12806 カーブル大学ペルシア語: پوهنتون کابل‎)はアフガニスタン首都カーブルにある大学

概要 編集

 
大学の中央図書館

1931年設立だが、実際の講義開始は1932年

1990年代中頃、キャンパスシーア派グループHizb-i Wahdatと当時の大統領で当校卒業生でもあるブルハーヌッディーン・ラッバーニー の支持者たちとの内戦場だった。今でも弾痕が木に残り、フェンスは潰され、ロケット砲の穴が道にあいている。図書館の多くの本にも弾痕が残り、特に被害を受けた7冊の本はガラスケースの中に保管されている。ターリバーン政権時、教職員の給料は40米ドルだった。

ターリバーン政権後、大学の立て直しが進められたが、基礎的なレベルの機能を取り戻す為には6400万ドル必要だと思われている。再建プログラムの一環としてパードゥー大学 を含む4大学と提携を結んでいる。

外国で教育を受けた学者たちが次世代の学生に、共産主義フェミニズム資本主義などを教えている。アフマド・シャー・マスードグルブッディーン・ヘクマティヤールからも影響を受けている。共和制、内戦、ターリバーン政権時に多くの学者が大学を離れ外国へ行った為、教職員の緊急な補充が必要である。現在の教職員はカーブル大学の学士号しか取得していない。

2020年11月2日には、武装集団が構内へ乱入し、学生らを銃撃及び自爆テロで攻撃する事件が発生[1]。22人が死亡、40人以上が負傷した。後にISKPが犯行声明を出した[2]

2021年ターリバーン攻勢により、再びターリバーン政権が復活。2022年現在、大学は再開されたものの男女の登校日が分けられ、それぞれ講義を受けられる日は週3日に限られることとなった[3]

組織 編集

理学部 編集

  • コンピュータ科学科
  • 生物学科
  • 化学科
  • 数学科
  • 物理学科

工学部 編集

約600名の学生が所属。

  • 建築工学科
  • 土木工学科
  • 機械工学科
  • 電気工学科

薬学部 編集

7つの研究室があり、約400名の学生が所属。

  • 生薬学科
  • 薬学科
  • 調剤化学科
  • 調剤生化学科
  • 食品分析学科

農学部 編集

  • 農業経済学科
  • 農学科
  • 畜産学科
  • 林学・天然資源学科
  • 園芸学科
  • 植物防疫学科

獣医学部 編集

  • 副診療科
  • 準診療科
  • 診療科
  • 畜産学科
  • 食品衛生学科

脚注 編集

外部リンク 編集