カーリット (Carlit) とは、過塩素酸アンモニウム酸化剤とし、フェロシリコン粉を燃焼剤とする爆薬である。重油結合剤英語版[2]として添加されている。 化学的に安定で自然分解しないという特徴がある。

カーリットの名前は発明者のスウェーデンO・B・カールソンにちなむ。

日本では成分の違いにより、樺、等に分けられている[3]

成分 編集

※ 発明時の処方[4]

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ 結合剤 | 粉体工学用語辞典”. 粉体工学会. 2024年4月28日閲覧。
  2. ^ 粉体上の原料に適当な凝集性や成形性(可塑性)を持たせ、固体粒子間の結合媒体として使われる物質のこと[1]
  3. ^ 平田理久三 (1944-03-20). “工業爆薬分析法に関する研究”. 火薬協會誌 (Science and Technology of Energetic Materials) (火薬学会) 5 (3): 186. https://www.jes.or.jp/mag/stem/Vol.5/documents/Vol.5,No.3,p.185-221.pdf 2024年4月28日閲覧。. 
  4. ^ 山本祐徳 (1944-01-01). “火藥の現状”. 有機合成化学協会誌 2 (1): 159. doi:10.5059/yukigoseikyokaishi.2.155. https://www.jstage.jst.go.jp/article/yukigoseikyokaishi1943/2/1/2_1_155/_pdf/-char/ja 2024年4月28日閲覧。. 
  5. ^ 沿革|企業情報|日本カーリット株式会社”. www.carlit.co.jp. 2021年2月17日閲覧。