カール・ピーター・ヘンリク・ダム

デンマークの生化学者、生理学者

カール・ピーター・ヘンリク・ダム(Carl Peter Henrik Dam、1895年2月21日 - 1976年4月17日)はデンマーク生化学者生理学者。彼はビタミンKの発見と人体におけるその働きの解明によりエドワード・アダルバート・ドイジーとともに1943年度のノーベル生理学・医学賞を受賞した。

Carl Peter Henrik Dam
カール・ピーター・ヘンリク・ダム
生誕 (1895-02-21) 1895年2月21日
 デンマーク コペンハーゲン
死没 1976年4月17日(1976-04-17)(81歳)
 デンマーク コペンハーゲン
国籍  デンマーク
研究機関 ロックフェラー研究所
出身校  
主な受賞歴 ノーベル生理学・医学賞(1943)
プロジェクト:人物伝
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ノーベル賞受賞者ノーベル賞
受賞年:1943年
受賞部門:ノーベル生理学・医学賞
受賞理由:ビタミンKの発見

来歴 編集

コペンハーゲン出身。1920年にコペンハーゲン工科大学を卒業。グラーツ大学フリッツ・プレーグルの下で化学を学び、1925年卒業。1929年にコペンハーゲン大学準教授に就任した。渡米して1942年から1945年までロックフェラー医学研究所で研究に従事し、1946年からデンマーク工科大学の生化学科教授を務めた。

彼は、ニワトリにコレステロールを全く含まない食事を与える実験を行ってビタミンKの機能を解明した。ニワトリは数週間経つと出血が制御できないようになった。ダムは血液を凝固させるのに必要な成分を単離し、凝固ビタミンと呼んだ。このビタミンは、凝固を意味するドイツ語Koagulationsの頭文字を取ってビタミンKと呼ばれるようになった。

出典 編集