ガオ州(ガオしゅう、フランス語: Région de Gao)はマリ共和国第7の州[1]。州都はガオ

ガオ州
‎La région de Gao
位置

マリ共和国におけるガオ州(塗りつぶし部)。
管理
: マリ共和国の旗 マリ
州都: ガオ (都市)
知事: -
: 4
コミューン: 24
人口統計
人口(2009年)
 • 人口密度:
544,120人
 • 3.2人/km²
地理
面積: 170,572 km²
等時帯: WATUTC+0
ISO 3166-2: ML-7
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デューンローズ

歴史 編集

2012年4月6日にマリ反政府勢力アザワド解放民族運動(MNLA)が一方的に独立宣言したアザワド(国際的に未承認)の一部分を構成しており、特にガオには暫定首都がおかれた[2]が、同年6月27日のMNLAとイスラム軍事組織アンサル・ディーン間の戦闘の結果、MNLAはガオより駆逐され、アンサル・ディーンがガオなどマリ北部を支配下に収めたと宣言した[3]。活発になったイスラム系反政府勢力の動きに対し、2013年1月、フランスが軍事介入を実施。ガオに対して、ミラージュ戦闘機などの航空機により空爆が行われた[4]

地理 編集

ガオ州はトンブクトゥ州の西に隣接し、キダル州の南に隣接している。南と東ではニジェール国境を接している。 州内の主要な都市としてガオの他、ブーレム英語版バンバ英語版が挙げられる。

住民 編集

その多くはソンガイ族ボゾ族英語版トゥアレグ族バンバラ族アラブ人クンタ氏族ラマール族(Lamhar)、タジャカント族英語版等)、Peuls (Gabéro, Sidibé, Wani, Baazi, Fafa...)で占められる。

産業 編集

下部行政区画 編集

ガオ州は、4つの圏(Cercle)に分かれている。

  1. アンソンゴ圏 --- アンソンゴ
  2. ブーレム圏 --- ブーレム英語版
  3. ガオ圏 --- ガオバンバ英語版
  4. アルムストラ圏(Almoustrat)

過去の人口は379,000人。

脚注 編集

  1. ^ CIA The Woridfactbook2000/Mali(英語),2011-02-14閲覧。
  2. ^ Mali: A scramble for power”. The Muslim News (2012年4月8日). 2012年4月13日閲覧。
  3. ^ Tiemoko Diallo; Adama Diarra (2012年6月28日). “Islamists declare full control of Mali's north”. ロイター (ロイター). http://www.reuters.com/article/2012/06/28/us-mali-crisis-idUSBRE85R15720120628 2012年10月13日閲覧。 
  4. ^ “仏軍、マリ北部に初の空爆=一部で武装勢力退却情報も”. 時事ドットコム (時事通信社). (2011年1月14日). http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2013011400017 2013年1月14日閲覧。 

関連項目 編集