ガスパル・サンスガスパール・サンス、Gaspar Sanz, 1640年4月4日 アラゴン州テルエル県カランダ - 1710年マドリッド[要出典]) は、スペインの学僧・作曲家オルガニストギタリスト。スペイン盛期バロック音楽における主要人物の一人。

ガスパル・サンス
Gaspar Sanz
基本情報
生誕 1640年4月4日
スペイン帝国カランダ
死没 1710年
スペイン帝国マドリッド
職業 学僧、作曲家
オルガニストギタリスト
活動期間 盛期バロック音楽

サラマンカ大学にて神学哲学音楽を修める。ナポリ王国の宮廷オルガニストを務めるかたわら、ナポリギターを学ぶ。1674年に最初の有名な教則本『スペイン・ギター指南~上達までの根本的原理 Instrucción de música sobre la guitarra española y métodos de sus primeros rudimentos hasta tañer con destreza』を上梓し、その後2世紀にわたってギター教育に影響を与えた。同書では、音楽理論やギター奏法論に加えて、スペイン舞曲イタリア歌曲の編曲が約90曲とり扱われている。スペイン帰国後はフェリペ4世の庶子フアン・ホセ・デ・アウストリアに仕えた。

1954年にスペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴアンドレス・セゴビアのためにサンスのInstrucción de música sobre la Guitarra Española に基づいた作品《ある貴紳のための幻想曲 Fantasia para un Gentilhombre 》を作曲して成功を収めた。

脚注 編集