ガスプロムアヴィアロシア語: Газпром авиаラテン文字表記: Gazpromavia)はロシア連邦モスクワを拠点とする航空会社。その名が示す通り、天然ガスの生産・供給を行うガスプロムの航空輸送部門にあたる子会社である。主にチャーター便として旅客便・貨物便を運航し、天然ガスや石油産業関連の輸送を支えているほか、モスクワからの国内線定期便も運航している。[1]

ガスプロムアヴィア
Газпром авиа
IATA
4G
ICAO
GZP
コールサイン
GAZPROM
設立 1995年
拠点空港 オスタフィエヴォ国際空港
ハブ空港 ヴヌーコヴォ国際空港
親会社 ガスプロム
保有機材数 22
就航地 13都市(定期便)
本拠地 ロシアの旗 ロシア モスクワ
代表者 Andrei S. Ovcharenko
外部リンク gazpromavia.ru
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概要 編集

1995年の3月に設立され、同年5月16日に運航を開始した。設立以来、ガスプロムの完全子会社である。 2007年3月時点での従業員は2,736名。

空港 編集

ガスプロムアヴィアはTu-154Il-76An-74、ヘリコプターなどの発着が可能な空港の所有・運用を自社で行っている[2]

就航地 編集

 
ガスプロムアヴィアのTu-154M

ガスプロムアヴィアの就航地(2012年12月時点)[3]

  イタリア
  ロシア
  セルビア
  ウズベキスタン

コードシェア 編集

以下の航空会社と共同運航を行っている

旅客便以外の航空事業 編集

カルーガペルミサマーラソチウフタユゴルスク英語版においてヘリコプターを利用した航空事業を行っている。

  • 地上からのアクセスが難しい遠隔地の航空パトロール
  • 建築資材、機械、医薬品などの航空貨物輸送
  • ヘリコプターを用いた建設支援
  • ヘリコプターを利用したレスキュー・救急輸送

機材 編集

 
Yak-42D
 
ボーイング737-700

ガスプロムアヴィアは固定翼機34機[6][7] 、回転翼機106機を運航している。旧ソ連時代に設計・製造された古い機材もあるが、その多くは改修によって空中衝突防止装置GPS、電波航法装置(KLN-90Bなど)といった近代的な機器を搭載している。

ガスプロムアヴィアの固定翼機
機種 運航中 発注中 座席数 注釈
ファースト ビジネス エコノミー 合計
ボーイング737-700 3 0 20 102 122
ダッソー ファルコン 900 4 0 8 8 VIP用
スホーイ・スーパージェット100 1 10 未公表
ツポレフ Tu-154M 4 0 160 160
ヤコブレフ Yak-40 2 0 12 12 旅客用
2 16 16
ヤコブレフ Yak-42 6 8 18 26
合計: 21 10 2012年7月時点
回転翼機(ヘリコプター)[6]
 
MAKSで展示されるガスプロムアヴィアのKa-226
  • Ka-226AG - 14機(ガスプロムアヴィア向けの特殊モデル)
  • Ka-226TG - 18機
  • Ka-26 22機
  • Mi-2 - 39機
  • Mi-8 - 45機

関連項目 編集

脚注 編集

外部リンク 編集