ガングリオン: ganglion cyst)、結節腫(けっせつしゅ)とは、手足などの関節にできる腫瘤。欧米ではしばしば聖書ダコ(せいしょダコ、: Bible bump)と呼ばれる。

ガングリオン
左手甲の付け根にできたガングリオン
概要
診療科 リウマチ学
分類および外部参照情報
ICD-10 M67.4
ICD-9-CM 727.4
DiseasesDB 31229
eMedicine orthoped/493

概要 編集

関節近くにある膜や粘液嚢胞にゼリー状の液体がたまる弾力性の腫瘤で、超音波検査上は低エコーの病変である。液体は穿刺吸引が可能である。内容物が線維化すると硬結と触知され、やや高エコーとなり穿刺吸引できなくなる。無症状だが、神経や腱を圧迫すると痛みを生じる。メルクマニュアル家庭版は女性に好発としている[1]が、発症要因は不明である。俗に「軟骨が出た」との誤解もみられる。

治療法 編集

自然消失もみられるが、痛みがある場合は内包物を吸引や切開術などで除去する。処置後の再発もみられる。

その他 編集

脚注 編集

  1. ^ Ganglia - 08. 骨、関節、筋肉の病気 - MSDマニュアル家庭版

関連項目 編集