ガーデンナイフ英語: Garden Knife, Garden Knives《複数形》)とは、園芸ガーデニング)もしくは農作業に用いられる比較的小型の刃物の名称である。

代表的な形状のガーデンナイフ

ガーデニングナイフGardenig Knife)またはガーデナーナイフGardener Knife)とも呼ばれ、生花業で用いられるものはフローリストナイフflorist Knife)またはフラワーナイフFlower Knife)と呼ばれる。

また、「山菜掘り」と呼ばれるナイフの別称としても「ガーデンナイフ/ガーデニングナイフ」の呼称が用いられることがある。

概要 編集

折り畳み式(フォールディングナイフ)のものが多く、草花や樹木の枝や花卉(かき)、果実といったものを切り取りやすいように刃先が内側に湾曲、もしくは傾斜しているものが多い。

生育している植物のを切る場合、切り口が乱雑になると導管が潰れてしまい、水を十分に吸い上げることができなくなり(「水揚げが悪くなる」と表現される)、鮮度が失われるため、鋭い刃付けが施されている。

使用する目的によって刃の形状には多くの派生形があり、のように大きく湾曲したものや、鋭い切っ先を持つものもある。

接木小刀 編集

日本では和式刃物の一つとして接木小刀(つぎきこがたな)と呼ばれる小刀が存在する。刃身が三角形であることや、折り畳み式ではないことなどが異なるが、用途は同じものである。

参考文献 編集

書籍
  • ビル ローズ:著、柴田譲治:訳『50の道具とアイテムで知る 図説ガーデンツールの歴史』 (ISBN 978-4562051243原書房:刊 2015年
Webサイト

関連項目 編集

外部リンク 編集