シード (cee'd) とは、韓国KIA欧州で発売している欧州Cセグメントクラスの小型乗用車である。

初代 (2006-2012年) 編集

シード
ED型
 
3ドアハッチバック
 
5ドアハッチバック
 
ワゴン
概要
製造国   スロバキア
販売期間 2006-2012年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 3/5ドアハッチバック
5ドアワゴン
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン ガソリン:
1.6/2.0L I4
ディーゼル:
1.6/2.0L I4
変速機 5/6MT
4AT
前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
車両寸法
ホイールベース 2,650mm
全長 4,235/4,250mm (3/5ドアハッチバック)
4,470mm (5ドアワゴン)
全幅 1,790mm
全高 1,450/1,480mm (3/5ドアハッチバック)
1,525mm (5ドアワゴン)
車両重量 1,257–1,572kg
その他
姉妹車 ヒュンダイ・i30
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2006年春のジュネーヴモーターショーで5ドアハッチバックのコンセプトカーとして出展された。その後、秋のパリサロンで5ドアハッチバックおよびステーションワゴンの市販モデルが発表され、同年末より欧州で発売開始した。生産は起亜初の欧州生産拠点であるスロバキアジリナ工場で行われる。開発時のコード名は「ED」。欧州のデザインセンターでデザインされた。現状では欧州専用車であり、韓国やその他の地域では販売されていない。

シードはCセグメントに分類され、プラットフォームはヒュンダイ・エラントラ(HD型)と共通のものを使用している。ボディタイプは5ドアハッチバック/ステーションワゴンがラインナップされている。また、3ドアハッチバック「プロシード」 (Pro-cee'd) が2008年1月から発売が開始された。シードの設計を元に作られたのが、親会社の現代自動車i30である。i30はシードとは違い、韓国市場でも販売されている。

エンジンは1.6L・2.0Lの直列4気筒ガソリンエンジンと1.6L・2.0Lのディーゼルターボ直4がラインナップされている。ミッションは5速/6速MTと4速AT

安全性においてはABSESPエアバッグ、むち打ち防止ヘッドレストなどを装備し、ユーロNCAP5つ星の評価を受けている。

シードは発売後に高い評価を受け、2008年度ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーでは第4位を獲得した。

2代目 (2012-2018年) 編集

シード
JD型
 
3ドアハッチバック
 
5ドアハッチバック
 
ワゴン
概要
販売期間 2012-2018年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 3/5ドアハッチバック
5ドアワゴン
車両寸法
ホイールベース 2,650mm
全長 4,310mm (3/5ドアハッチバック)
4,505mm (5ドアワゴン)
全幅 1,780mm
全高 1,430/1,470mm (3/5ドアハッチバック)
1,485mm (5ドアワゴン)
その他
姉妹車 ヒュンダイ・i30
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2012年3月、ジュネーブモーターショーにて実車が初公開された[1]

3代目 (2018年-) 編集

シード
CD型
 
ハッチバック
 
ワゴン
概要
販売期間 2018年-
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアハッチバック
5ドアワゴン
パワートレイン
変速機 7DCT
車両寸法
ホイールベース 2,650mm
全長 4,310mm (5ドアハッチバック)
4,605mm (5ドアワゴン)
全幅 1,800mm
全高 1,425/1,445mm (5ドアハッチバック)
1,460mm (5ドアワゴン)
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2018年3月、ジュネーブモーターショーにて実車が初公開された[2]

名称の由来 編集

シード (英語: cee'd/CEED) - Community of Europe, with European Design (ヨーロッパ共同体、ヨーロッパのデザイン)。[3]

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集