キバナノアマナ(黄花の甘菜、学名:Gagea lutea )は、ユリ科キバナノアマナ属多年草。別名キバナアマナ

キバナノアマナ
福島県会津地方 2009年4月
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: ユリ目 Liliales
: ユリ科 Liliaceae
: キバナノアマナ属 Gagea
: キバナノアマナ Gagea lutea
学名
Gagea lutea (L.) Ker Gawl.
和名
キバナノアマナ(黄花の甘菜)
英名
Yellow Star-of-Bethlehem

特徴 編集

地下にある鱗茎は卵形で長さ10-15mmになり、帯黄色の薄皮に包まれる。根出葉は1個で、形は線形で長さ15-30cmになり、やや厚みがある。花茎は、高さ15-25cmになり、2個の苞葉がつく。

花期は4-5月で、花茎の先に4-10個の黄色のを散形状につける。細い花柄の長さは不規則で、1-5cm。花被片は6枚、線状長楕円形で長さ12-15mm。雄蕊は6個あり、花被片より短い。果実蒴果で、3稜がある球形状になり、長さは7mm内外になる。

分布と生育環境 編集

日本国内では、北海道、本州中部以北に、国外では、千島、樺太、朝鮮、中国、シベリア東部、ヨーロッパに広く分布する。日のあたる草むらや田畑の土手、林の縁などに生育する。

近縁種 編集

参考文献 編集

  • 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本I単子葉類』、1982年、平凡社
  • 林弥栄・平野隆久『山溪ハンディ図鑑1 野に咲く花』、1989年、山と溪谷社