キャロル・ヘイス・ジェンキンス

キャロル・エリザベス・ヘイス・ジェンキンス(Carol Elizabeth Heiss Jenkins、1940年1月20日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク出身の女性フィギュアスケート選手で、現在はフィギュアスケートコーチ。1960年スコーバレーオリンピック女子シングル金メダリスト。選手時代はキャロル・ヘイスとして活動。

キャロル・ヘイス・ジェンキンス
Carol Elizabeth Heiss Jenkins
フィギュアスケート選手
1960年のキャロル・ヘイス
生誕 (1940-01-20) 1940年1月20日(84歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク
親族 ヘイス・アラン・ジェンキンス
選手情報
世界フィギュアスケート殿堂 1976年
代表国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
所属クラブ SC of New York
引退 1960年
指導者情報
元指導選手 ティモシー・ゲーブル安藤美姫
記録
女子初のダブルアクセルを成功
大会成績
国際スケート連盟主催大会 1 2 3
オリンピック 1 1 0
世界選手権 5 1 0
合計数 6 2 0
国内大会 1 2 3
全米選手権 4 4 0
フィギュアスケート
オリンピック
1956 コルチナ・ダンペッツオ 女子シングル
1960 スコーバレー 女子シングル
世界選手権
1955 ウィーン 女子シングル
1956 ガルミッシュ
パルテンキルヒェン
女子シングル
1957 コロラドスプリングス 女子シングル
1958 パリ 女子シングル
1959 コロラドスプリングス 女子シングル
1960 バンクーバー 女子シングル

経歴 編集

 
1961年白雪姫と道化もの

6歳でスケートを始め、元金メダリストであるフランスピエール・ブリュネの指導を受けた。

1953年に女子選手で初めてダブルアクセルを成功させた。

1956年コルチナ・ダンペッツオオリンピックの女子シングルで、同じアメリカのテンリー・オルブライトに次いで銀メダルを獲得。プロ転向のオファーもあったが、で死を目前にしていた母マリーから金メダルを取るためにアマチュアのままでいて欲しいと頼まれ、オファーを断った。同年10月、母が死去。

1956年から1960年にかけて世界選手権で5連覇を達成。1960年スコーバレーオリンピックで金メダルを獲得した。

1960年に引退後アイスショーに出演。同年、コルチナ・ダンペッツオオリンピック男子シングルの金メダリスト、ヘイス・アラン・ジェンキンスと結婚した。

1961年にはウォルター・ラング監督の映画「白雪姫と道化もの」に白雪姫役で出演している。なお同年、プラハで開催予定の世界選手権へ派遣された多くのアメリカ代表選手が、サベナ航空548便墜落事故で亡くなった報道に、彼女自身大変ショックを受けたという(これにより1961年世界選手権は中止、翌1962年に同じくプラハで世界選手権が開催)。

1962年に一旦スケートから離れたが、1970年代末に指導者として復帰。ティモシー・ゲーブル安藤美姫のコーチを務めた。

主な戦績 編集

大会/年 1952-53 1953-54 1954-55 1955-56 1956-57 1957-58 1958-59 1959-60
オリンピック 2 1
世界選手権 2 1 1 1 1 1
全米選手権 2 2 2 2 1 1 1 1
北米選手権 2 1 1

外部リンク 編集