"アイスマン" キング・パーソンズ"Iceman" King Parsons1952年6月11日 - )は、アメリカ合衆国の元プロレスラーミズーリ州セントルイス出身のアフリカ系アメリカ人

キング・パーソンズ
プロフィール
リングネーム アイスマン・キング・パーソンズ
本名 キング・パーソンズ
ニックネーム ジ・アイスマン
ブラックバード
身長 180cm - 182cm
体重 106kg - 111kg
誕生日 (1952-06-11) 1952年6月11日(71歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ミズーリ州の旗 ミズーリ州セントルイス
トレーナー ニック・コザック
デビュー 1979年
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全盛時の1980年代テキサス州ダラスを主戦場に、主にベビーフェイスのポジションで活動した[1]。卓越したマイクパフォーマンスのスキルを有し、「弱虫」を意味する "Rooty Poot" など、WWEザ・ロックに先駆けるオリジナルのキャッチフレーズを様々に生み出した[1][2]

来歴 編集

日本プロレス全日本プロレスに来日経験のあるニック・コザックのトレーニングを受け、1979年テキサスヒューストンにてデビュー。その後、太平洋岸北西部のパシフィック・ノースウエスト・レスリングにて黒人レスラーの先輩ロッキー・ジョンソンタッグチームを結成、1981年11月28日にバディ・ローズ&スタン・スタージャックを破り、NWAパシフィック・ノースウエスト・タッグ王座を奪取している[3]1982年ジム・クロケット・ジュニア主宰のMACWに参戦、ポークチョップ・キャッシュと組んでドン・カヌードル&ジム・ネルソンのPVT'sとNWAミッドアトランティック・タッグ王座を争った[4]

1983年より古巣のテキサスに戻り、フリッツ・フォン・エリックが主宰するダラスのWCCW(WCWA)に定着。ショーマン派のベビーフェイスとして活躍し、1983年3月28日にトラ・ヤツこと谷津嘉章からTV王座を奪取、以降もキラー・ブルックスジョン・テータムを破り、同王座を通算4回獲得している[5]。1983年10月7日には、ハーリー・レイスが保持していたNWA世界ヘビー級王座に挑戦[6]。スポット参戦したアンドレ・ザ・ジャイアントのタッグパートナーにも起用され、カマラ&ミッシング・リンクなどのチームと対戦した[7]

1984年にはロックンローラーギミックバック・ズモフロックン・ソウルRock 'n' Soul)なる白人と黒人の混成タッグチームを組み[8]スーパー・デストロイヤー1号&2号とNWAアメリカン・タッグ王座を争っている[9]1985年7月5日にはクリス・アダムスを下し、ダラス地区のフラッグシップ・タイトルだったNWAアメリカン・ヘビー級王座(後のWCWA世界ヘビー級王座)を獲得、11月4日にリック・ルードに敗れるまで戴冠した[10]

1986年に一時ダラスを離れ、サンアントニオのテキサス・オールスター・レスリングやビル・ワット主宰のUWFを転戦した後、1987年の末よりWCWAに復帰。ブラックバードBlackbird)と名乗ってヒールのポジションに回り、マイケル・ヘイズと仲間割れしたファビュラス・フリーバーズテリー・ゴディ&バディ・ロバーツと合体[1]。ザ・ブラックバーズなる新ユニットを結成してヘイズおよびケビン&ケリー・フォン・エリックと抗争を繰り広げ[11]1988年3月25日にはケリーからWCWA世界ヘビー級王座を奪取した[12]

WCWAの活動停止後はUSWAやハーブ・エイブラハム派UWFを経て、1992年よりダラスの新団体GWFに参戦。アクション・ジャクソンをパートナーにブラックバーズを再編し、スティービー・レイ&ブッカー・Tエボニー・エクスペリエンスとGWFタッグ王座を争った[13]

引退後もテキサスのインディー団体にゲスト出場しており、2005年にはデントンのXCW(Xtreme Championship Wrestling)に登場、かつての相棒アクション・ジャクソンと対戦した[1]

得意技 編集

獲得タイトル 編集

WCCW / WCWA
パシフィック・ノースウエスト・レスリング
ミッドアトランティック・チャンピオンシップ・レスリング
テキサス・オールスター・レスリング
グローバル・レスリング・フェデレーション
  • GWF北米ヘビー級王座:1回[17]
  • GWFタッグ王座:2回(w / アクション・ジャクソン)[13]

脚注 編集

  1. ^ a b c d BIO: Iceman King Parsons”. World Class Memories. 2016年11月10日閲覧。
  2. ^ The Rock - FAQ”. Wrestleview.com. 2011年1月4日閲覧。
  3. ^ a b NWA Pacific Northwest Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
  4. ^ a b NWA Mid-Atlantic Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
  5. ^ a b World Class Television Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
  6. ^ WCCW at Dallas 1983/10/07”. Wrestlingdata.com. 2015年11月20日閲覧。
  7. ^ André the Giant and Iceman Parsons”. Wrestlingdata.com. 2015年11月20日閲覧。
  8. ^ Tag Team "Rock 'n' Soul"”. Wrestlingdata.com. 2015年11月20日閲覧。
  9. ^ a b NWA American Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月30日閲覧。
  10. ^ a b NWA American Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
  11. ^ a b World Class 6-Man Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
  12. ^ a b WCWA World Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
  13. ^ a b GWF Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
  14. ^ Texas Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月30日閲覧。
  15. ^ WCWA World Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月30日閲覧。
  16. ^ TASW USA Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月30日閲覧。
  17. ^ GWF North American Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月30日閲覧。

外部リンク 編集