キーサイト・テクノロジー

キーサイト・テクノロジー: Keysight Technologies)は米国に本拠を置く電気・電子計測機器メーカー。

キーサイト・テクノロジー
Keysight Technologies
種類 公開会社
市場情報
略称 KEYS
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州サンタローザ
設立 2014年
業種 計測機器
事業内容 計測機器の製造・販売
代表者 Ron Nersesian, CEO
売上高 42億ドル(会計年度 2020年)
従業員数 14,110人(2021年11月)
決算期 11月
外部リンク 公式ウェブサイト(英語)
keysight.jp(日本語)
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ヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard Company)の祖業である電気・電子計測機器の製造、販売が発祥である。 その後事業分離によりアジレント・テクノロジーを経て、現在に至る。

概要 編集

アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタローザに本拠を置き、電子計測機器の開発・製造・販売・サポートを行う。同業では世界最大規模である。日本法人は営業を担当するキーサイト・テクノロジー株式会社と、開発・製造を担当するキーサイト・テクノロジー・インターナショナル合同会社の2社が東京都八王子市高倉町に本社を置く。 2014年8月にアジレント・テクノロジーの電気・電子計測機器事業が事業分離され、キーサイト・テクノロジーとして新たに出発した[1]

沿革 編集

  • 1939年 - アメリカ合衆国カリフォルニア州パロアルトで、ウィリアム・ヒューレットデビッド・パッカードによって、ヒューレット・パッカードが計測機器メーカとして創業した。創業の地であるカリフォルニア州パロアルト市アディソン通り367番地のガレージは、現在では「シリコンバレー発祥の地」と呼ばれている。最初の主要顧客は、ウォルト・ディズニー・スタジオで、ディズニーが映画「ファンタジア」で採用する音響システムの開発、テスト用としてオーディオ発信機「HP200B」を8台購入したという記録が残っている。
  • 1943年 - 海軍研究所向けモデルA信号発生器とレーダー妨害装置を開発し、マイクロ波の分野に参入。マイクロ波テストの完全な製品ラインナップが揃い、信号発生器のリーディングカンパニーとして台頭
  • 1963年 - 横河電機株式会社と、ヒューレット・パッカード社で初の合弁会社となる横河・ヒューレット・パッカードを日本で設立。
  • 1995年 - 日本法人の社名を、日本ヒューレット・パッカード株式会社に変更。
  • 1999年 - ヒューレット・パッカード社からの会社分割によりアジレント・テクノロジー設立。コンピュータ、プリンタ以外の全部門(計測機器、化学分析機器、医療機器、電子部品)の移管を受ける。
  • 2000年 - ヒューレット・パッカードが株式を売却し、完全に独立する。
  • 2001年 - 医療機器部門をフィリップスに売却。
  • 2005年 - 電子部品部門をアバゴ・テクノロジーとして分離。
  • 2006年 - 半導体テスト部門をベリジー・リミテッド英語版として分離。
  • 2009年 - Varian, Incを15億米ドルで買収する事を発表。
  • 2013年 - 2014年にライフサイエンス事業を営むアジレント・テクノロジー社と電子計測機器事業を営むキーサイト・テクノロジーに事業を分割することを発表。
  • 2014年 - 電子計測機器事業はキーサイト・テクノロジーとなる。
  • 2015年 - Anite社を買収、統合。ソフトウェア層を対象とする新たなソリューションを用いた無線設計/検証ツールのサプライヤとしてのポジションを強化
  • 2016年 - Signadyne社を買収、統合。FPGAベースの新しいPXIデジタイザーと任意波形発生器をポートフォリオに組み入れる。
  • 2017年 - Ixia社を買収、統合。ソフトウェアソリューションの拡張が加速され、プロトコル層2から7までの通信開発ライフサイクルに対応。
  • 2017年 - ScienLabを買収、統合。自動車および産業分野のより高出力eMobility システム用の新しいテストソリューションをポートフォリオに組み入れる。
  • 2018年 - 日本法人をキーサイト・テクノロジー合同会社からキーサイト・テクノロジー株式会社に組織変更。
  • 2020年 - Eggplant社を買収、統合。
  • 2021年 - Sanjore社を買収、統合。

主な製品 編集


脚注 編集

外部リンク 編集