ギャラクシー街道』(ギャラクシーかいどう)は、2015年10月24日公開の日本映画。主演は香取慎吾、監督・脚本は三谷幸喜

ギャラクシー街道
監督 三谷幸喜
脚本 三谷幸喜
製作 石原隆
市川南
出演者 香取慎吾
綾瀬はるか
小栗旬
優香
大竹しのぶ
西田敏行
音楽 荻野清子
撮影 山本英夫
編集 上野聡一
配給 東宝
公開 2015年10月24日
上映時間 110分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 13.2億円[1]
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宇宙を舞台とし、全員登場人物が宇宙人[2]。三谷曰く、「スペースロマンティックコメディ」作品で、SF映画の要素とロマンティック・コメディの要素がミックスされている[3]

あらすじ 編集

西暦2265年、地球人の男性ノアは宇宙に浮かぶバーガーショップ「サンドサンドバーガー」の店長を任されていた。しかし、店は経営不振な上に、最近、妻のノエの外出が急増していた。妻の浮気を疑い、いっそ地球に戻ろうと本社に帰国申請の手紙を書くノア。

店が浮かぶ「ギャラクシー街道」は宇宙シャトルバスの古いルートで、スペース国土交通省は運用について再考していた。客席でパソコンを操作し、街道閉鎖の報告書を書く役人ハシモト。ところが、なぜかハシモトの周囲に、彼だけに見えるかわいい小鳥や犬の幻影が飛び回り始めた。

パニックを起こすと放電して停電を引き起こすパート従業員や、宇宙人のコールガールを買おうとする男、ノアの昔の彼女の登場など、騒ぎが続く店内。妻のノエはリフォーム業者のメンデスと話し込んでいたが、メンデスは思い込みが激しく、ノエと相思相愛だと勘違いした上に、おデコを合わせるだけで妊娠する宇宙人だった。

ノエとおデコを合わせ、男の姿だが急激に産気づいて、店内で8個の卵を産み落とすメンデス。そのうちの1個の卵がダストシュートに落ち、宇宙空間に放出されてしまった。店内にいた警備隊のハトヤ隊員は、実はキャプテン・ソックスというヒーローで、卵を救いに宇宙空間に出たが、巨大化した為に小さ過ぎる卵をつまめなかった。宇宙服を着て卵を救助するノア。孵った8個の卵は数時間で小学生並に成長した。「明日には成人する」と、子供たちを連れて帰って行くメンデス。

役人ハシモトが見ている小鳥たちは、実は「ギャラクシー街道」が見せているマボロシだった。古い街道は意識のある生命体となり、廃止の決定を覆す為に、ハシモトに子供時代の楽しい記憶を見せていたのだ。それを知り、パソコンの報告書を削除するハシモト。

ノアに、リフォーム業者と会っていた理由を話すノエ。ノエは店の改装を考えていたのだ。ノエが頻繁に外出したのは、サンバを習って店でショーを披露する為だった。前向きなノエの言葉を聞いたノアは、「宇宙で上手く行かない奴が、地球に戻ったところで…」と、心機一転、店を続ける決心を固めた。

キャスト 編集

ノア
演 - 香取慎吾[3][2]
ギャラクシー街道沿いのハンバーガーショップの店主。
ノエ
演 - 綾瀬はるか[3]
ノアの妻。
ハトヤ
演 - 小栗旬[4]
警備隊の隊員。正体はキャプテン・ソックス。
レイ
演 - 優香[4]
ノアの元恋人。
ハナ
演 - 大竹しのぶ[4]
パートタイマー。愛想がなくやる気もない。パニック状態になると高圧電流を放電してしまう。
メンデス
演 - 遠藤憲一[4]
リフォーム業者。ノエに想いを寄せている。両性具有であり、終盤で多数の子供を出産する。
ハシモト
演 - 段田安則[4]
国土交通省の役人。
ゼット
演 - 山本耕史[4]
客引き。
ムタ
演 - 石丸幹二[4]
ドクター。ゼットとイルマに翻弄される。
ズズ
演 - 西川貴教[4]
カエル型宇宙人。性格はきわめて温厚で歌が上手いという特性があるが、絶えず身体が粘液でべと付いている。
マンモ
演 - 秋元才加[4]
警備隊の隊員で、トチヤマの婚約者。
トチヤマ
演 - 阿南健治[4]
警備隊隊長。ハトヤとマンモの上司。
堂本博士
演 - 西田敏行[4]
コンピュータ。ノアの相談相手。
ババサヒブ
演 - 梶原善[4]
レイの夫。舌が長い。
ダニー
演 - 久世浩
道化師
演 - 浅野和之[4]
ハシモトにまとわりつく謎の男。
サリバン先生
演 - 吉田ボイス
イルマ
演 - 田村梨果 (ミラクルひかる)[4]
コールガール。
イボンヌ
演 - シルビア・グラブ
キャプテンソックス
演 - 矢崎大貴
村田大樹
演 - 佐藤浩市
さまざまな声
演 - 山寺宏一
犬や小鳥の鳴き声。

スタッフ 編集

挿入曲 編集

「The End of the Universe / 宇宙の果まで」
作詞 - 三谷幸喜、作曲 - 荻野清子、唄 - ズズ

評価 編集

脚注 編集

外部リンク 編集