クコ属(クコぞく、学名:Lycium )はナス科の一つ[2]

クコ属
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Magnoliophyta
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids
: ナス目 Solanales
: ナス科 Solanaceae
: クコ属 Lycium
学名
Lycium L.
タイプ種
Lycium afrum L. [1]
和名
クコ属
  • 本文参照

特徴 編集

低木で、落葉性または常緑性にはしばしばのわきにが変形したがある。葉は互生し、全縁で、葉質はやわらかい紙質または肉質になる。は短枝の先につく短い花序軸に1-数個つく。は広鐘形になり、先は5裂する。花冠は漏斗状になり、先は5裂して広く開く。雄蕊は5本あり、細い花糸の先の葯は2室で縦に裂ける。子房は2室で多数の胚珠がつき、花柱は線状で先端はふくらむ。果実は球状または楕円形の液果になる[2]

世界の亜熱帯から温帯に広く分布し、アルゼンチンなど南アメリカに多い[3]。約100種知られ、日本には2種分布する[2]

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日本に分布する種 編集

脚注 編集

  1. ^ Lycium L.
  2. ^ a b c d 『日本の野生植物 木本II』p.216
  3. ^ 倉田悟「クコ」『新版 林業百科事典』第2版第5刷 p167 日本林業技術協会 1984年(昭和59年)発行
  4. ^ 『新牧野日本植物圖鑑』p.659

参考文献 編集