クラーク橋ミシシッピ川にかかる斜張橋で、ミズーリ州ウェスト・オールトンとイリノイ州オールトンを結ぶ。探検家ウィリアム・クラークにちなんでクラーク橋と名付けられた。元のクラーク橋を架け替える形で工事が進められ、1994年に開通した。アメリカ国道67号線の経路となっている。セントルイス都市圏内では最も北に位置する橋である。

クラーク橋
ウェスト・オールトンからみたクラーク橋
基本情報
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
所在地 ミズーリ州ウェスト・オールトン - イリノイ州オールトン
交差物件 ミシシッピ川
用途 道路橋(4車線)
路線名 国道67号
開通 1994年1月
座標 北緯38度52分56秒 西経90度10分44秒 / 北緯38.88222度 西経90.17889度 / 38.88222; -90.17889座標: 北緯38度52分56秒 西経90度10分44秒 / 北緯38.88222度 西経90.17889度 / 38.88222; -90.17889
構造諸元
形式 斜張橋
全長 1,408 m
最大支間長 230 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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総工費は8500万ドル。幅33mで、旧クラーク橋の6.1mから大幅に拡張された。[1]旧クラーク橋は1928年に完成したトラス橋で、2車線分の幅員しかなかった(上流のチャンプ・クラーク橋と同じ幅)。新橋の方は上下各2車線、及び自転車用の車線も整備されている。

時に「スーパーブリッジ(the Super Bridge)」と称されることもあり、アメリカの公共放送PBSの「NOVAドキュメンタリーシリーズ」において、1993年大洪水の中進められた難工事の様子が特集されたほどである。イリノイ州交通局の発注で、設計はHanson Engineersが請け負った。軽量の鉄骨に、支柱から鞍形にワイヤを張る型の斜張橋は全米でも初めてといわれている。[1]建設には鉄骨8100トン、コンクリート33700立方メートル、ワイヤ25万メートル以上、ワイヤを保護する黄色のビニール1.6万平方メートル分が使われた。[2]

関連項目 編集

出典 編集

  1. ^ a b David Goodyear and Ralph Salamie, "The Clark Bridge", Civil Engineering, August 1994, accessed 4 Aug 2009
  2. ^ "Clark Bridge - Alton, Illinois", Alton Web, accessed 4 Aug 2009

外部リンク 編集