クルル (ケロロ軍曹)

日本の漫画作品『ケロロ軍曹』に登場する架空のキャラクター
クルル曹長から転送)

クルルは、吉崎観音作の漫画ケロロ軍曹』およびその関連作品に登場する架空のキャラクターである。

アニメ版声優子安武人。 

人物

現在のケロン軍での階級はケロロより1つ上の曹長(OR-7)で、ケロロ小隊の作戦通信参謀である。ニックネームは「黄色い悪魔」・「嫌な奴」・「カレー(野郎)」・「クックル君(⇔ケッケロ君/ケロロ限定)」・「黄色(⇔緑/ケロロ限定)」etc。

パートナーは623(アニメではサブローが正式な名前)。

年齢は推定6000歳以上(22.5巻より)。

名前の英語表記は初期は「KURURU」であったが、中期頃から「KULULU」に変更された。小説版の人物紹介では「KURURU」になっている。北米版ケロロ軍曹では、階級が「Sergeant major KURURU」になっている。

外見

帽子とおなかに渦巻きマーク。渦巻き(牛乳瓶底)の眼鏡をかけている。帽子は小隊員の中で唯一スカルキャップのような形。現在の体色は黄色だが、本来はドロロと同じ青色

耳と思われる場所にヘッドフォンらしきものを付けている(子供の頃は耳当てのような物をしていた)。これは同時に複数の音を聴くことができ、またここからアンテナを伸ばして相手の記憶を消去する電波や、相手がもっとも苦手とする不快音を発することもできる(超劇場版では「毒電波」と名前が付けられこれが必殺技になっている)。ヘッドフォンの中にはコードや精密機械部品らしきパネルなどが収納されている。

眼鏡の下の目は数字3のようになっている。アニメでも同様(アニメ第178話)。眼鏡が取れると「メガネメガネ……」と言いながら辺りを手探りで探す(アニメ第100話によるとこの行動が必殺技らしい)。精神的ダメージを受けると眼鏡にヒビが入る。

アフロのカラーはオレンジ色(アニメ第114話では)。

性格

「陰気」・「陰湿」・「陰性」・「陰険」・「陰鬱」な性格であり、トラブルと自分の才能をこよなく愛する嫌われ者。『超劇場版ケロロ軍曹』のプロフィールでは「趣味:いやがらせ」となっている。また、「自分を嫌な奴だと思ってもらいたい」と思わせるような発言をすることもある。

しかし、根本的には小隊の中では変わり者ではあるものの良識と知識は平時であればそれなりに弁えてはいる。原作第54話・アニメ第51話では消去した地球人たちのケロロらに関する記憶のバックアップを取り復活させ、原作第110話では地球に慣れ切った仲間に活を入れるために自ら反逆者を演じた。また、原作第117話ではモアの身を案じて大胆な行動を起こした。また原作153話では、忍び集団「泰連」によるケロンスター奪取計画をいち早く察知し、その頭領の正体(元ケロン軍特務曹長・ナムム)を割り出して直接交渉に臨み、小隊の危機を救っているなど、時おり他の小隊メンバーでは考えられないような大胆な行動に出ることもある。

ED曲「僕らの合言葉」の背景イラストや、戦国ラン☆(スター)などの睡眠シーンなどで、足を折り曲げ、体を小さくして丸くなって寝る癖があると判明。

嫌な奴の美学

自他共に認める「嫌な奴」で、独特の美学を持っている。ケロロの変な作戦にも反発はしないが、やる気があるのかないのかわからないような反応を見せる。本部には敬語で応対するが、陰では「本部の奴」と言っている。

好きな戦略は「一見やられたように見せかけて、最後の最後で勝負をちゃぶ台ごとひっくり返す」ようなもので、「相手がすっかりいい気になったトコロでいっきに突き落とす」、「やられたら一番イヤなことを最も効果的なタイミングで3倍にしてやり返す」。

頭脳

子供の頃からジンセイガニドアレバ銃を直せるほど頭は切れ、様々な発明をする(発明については下記を参照)。

ハッキング能力は相当なもので、ケロン軍でもよく知られている。かつてケロン軍本部にいた頃にクルルが遊びで作り、のちにトロロが使用した改造版(クルル曰く「改悪」)のハックツールは地球の全ネットワークを支配できるほどである。

また、日向家はさまざまなギミックが仕掛けられた要塞になっている。例としてはリフトが取り付けられていたり、に迎撃ミサイルが仕掛けられていたり、落とし穴が仕掛けられていたりとさまざまである。夏美は家を勝手に改造させられる為これを良く思っていない。逆に冬樹は幼い頃秘密基地を作る夢を見ていた事もあって感心している。

発明家

幼年体でケロン軍少佐として在籍した過去を持つ天才児だった。

発明した道具

発明した道具は数多く存在する。原作とアニメで名称が違う発明品の場合、左が原作での名前、右がアニメでの名前とする。

夢成長促進銃(ジンセイガニドアレバガン)
撃った対象を逆成長させる銃。撃たれた対象は性格もその頃のものに戻る(ただしアニメ初登場時のみ、性格に変化がなかった)。アニメでは「人生は甘くないモード」にセットして3時間以内に撃てば戻る。
新・夢成長促進銃(オトナノカイダンノボルガン)
夢成長促進銃の改良型。見た目は夢成長促進銃と同じだが、原作では突起の形が異なり、アニメでは色違いである。撃った対象を成長させるが、夢成長促進銃と違って、時間が経過すれば勝手に元に戻る仕様になっている。秋不在で旅行に行く際、2006年までは夏美に使用される[1]。また、夢成長促進銃のように撃った対象を逆成長させる事もできる模様。
恐怖BOX
原作25話に登場。入った者が最も恐怖する体験を擬似的に再現する装置。内容が子供向けではなかったことなどからアニメでの登場は見送られた。
鬼娘専用変身銃(ワタシガダレヨリイチバンガン)
原作31話・アニメ43話Bパートに登場。撃った相手が鬼娘になってしまう銃(アニメでは特に名前は無かった)。
万能兵器化飲料ナノラ
かけた物を兵器化する。いくつかのバリエーションが存在する。冷やすと効果が倍増するらしい(超劇場版3より)。初登場時では大きさまでは変えられないと言っていたが、後に改良されたようで、超劇場版3ではガンプラにこれをかけて本物のガンダムにした事がある(大きさも本物のガンダムになった)。
地球侵略人生スゴロクDX
原作42話・アニメ1期41話Aパート・2期10話に登場。スゴロクをする人自身をコマとし、止まったマスの命令を現実化させることができる。ゴールのマスは当然地球侵略で、地球人が先にゴールした場合はカップ麺1個が進呈される。
就職できるクスリ
その名の通り飲むだけで就職する事ができる薬。クルル曰く「半分はやさしさ、半分はいえないようなものでできている」。ドラム缶、ぬいぐるみ、消火器、タイヤのチューブなどを材料にして作る。不況下の地球人に売りさばいて大儲けしようと企んだ。
五月式(メイゾン)エネルギー / ケロットマーチエネルギー
原作60話・アニメ48話に登場。濃いピンク色をした気体で、吸った生命体を鬱にするエネルギー。
サツキ・メイ
メイゾン発生源の核で超高圧縮メイゾンの結合変異体。メイゾン・インパクトを起こし争う気力を奪い取ろうとした。
地球動物兵士化銃(ハコブフエルソシテタビラリガン) / ボクラハミンナイキテイル銃
原作67話・アニメ32話Aパートに登場。地球人以外の動物を撃つと見所ある兵士へと変身させる銃。有効時間や解除条件が不確定であることからクルル本人は欠陥品と判断している(アニメではそのような描写は無い)。ケロン人は地球人とは認識されず、動物と同じような扱いになっているためか、ケロン人に撃っても効果はあり(アニメ第196話より)、作中ではギロロがこの銃で人間姿になっている。
地球人動物化銃(オトコハオーカミナノーガン)
原作221話に登場。地球動物兵士化銃を強化改造した銃。地球人を動物化させることができるとのことだが、即座に夏美に没収されたため実際の効果は不明。
固定元素分解銃(コノゴロハヤリノオンナノコガン)
原作68話に登場。日向家に潜入した吉祥NW部の3人をこの銃を使って骨も残さず消そうとした。当初は映像化も考えられたが、残虐な展開になることが考えられるため見送られた。
ケロン軍製自動販売機
原作75話・アニメ58話Aパートに登場。見た目はただの自販機だが、偽金を使った者には1兆度の火の玉が降り注ぐようになっている。クルル曰く「つまんねぇ発明」。アニメに登場した弐号機(声 - 杉田智和)は「お客さん、喉渇いてますよね」などと言い、客に無理矢理ジュースを飲ませ、その分の金を強制的に巻き上げる作りになっていた。
ソウルダイバー
他人の記憶に入れる。内部・外部からの改竄も可能。
気象衛星兵器炎魔割(ひまわり) / 人工衛星こまわり
地球の天気を操れる。本来は大雪を降らせて交通網を麻痺させた上で東京を制圧してしまおうとして作ったものだったが、雪の冷たさの前に作戦は中止。後に作らなくても降ってくることに気づいて「不良債権衛星」扱いされていた。アニメでは既に5代目[2]
我輩野望射出装置(テンシノエノグデオモイノママニデバイス)
原作86話・アニメ82話Bパートに登場。対象を立体スキャンし、それに合わせプラスチックを成型、箱詰めのプラモとして排出する。プラスチックには万能兵器化飲料ナノラが混ぜられているため、完成したプラモは兵器として使用できる。
戦闘力はかなりのもので(ドロロを倒すほど)あるが、再現性が高すぎるため現実の力関係もそのまま反映されてしまう。
表向きの開発目的は兵器プラモの大量生産であったが、本当のところはまだ発売されていないガンプラを作り出すことというケロロの趣味丸出しの装置であった。
開発予算は非常に高額で侵略予算とケロロ・ギロロ・タママ・ドロロの給料を使用しなければ開発できなかった[3]。そのため作戦失敗後に開発の真の目的を知ったギロロたちがケロロとクルルを袋叩きにした。
N(ぬいぐるみ)・コーティング装置
原作126話に登場。生物をぬいぐるみにする装置。作中ではケロロとギロロに使用した。欠点は自力歩行が困難になること。
地球環境活用砲(イツカノーベルショウデモモラウツモリキャノン)
原作129話・アニメ274話に登場。二酸化炭素を集約して熱線に転換して放つ大型砲。氷山を利用したケロロ小隊第二秘密基地「けろろ」(アニメでは独立侵略国家「ケロン」)による侵略作戦を知った夏美がクルルとの交換条件(乙女の大切なもの)で入手して使用し、消滅させた。
ケロン・ザ・インベーダー
原作135話に登場。装置自体は日向家の屋根の上でなければ設置できないほど大きい。ゲームの内容はいわゆる「インベーダーゲーム」(クルル曰く「一回りしてこーゆーのが最新」)で、実際に100円硬貨を入れないと使用できない。
脳がよくなるスナック
原作139話・アニメ337話Aパートに登場(ただし、アニメではこの名前は使われていない)。ただのスナック菓子のようだがその名のとおり食べた生物の知能を進化させることができる。作中ではネズミが進化してしまい「ネオ・マウス」を名乗って決起しようとした。
()専用変身銃(かっこかっことじせんようへんしんじゅう) / (○○)専用変身銃(かっこまるまるかっことじせんようへんしんじゅう)
原作155話・アニメ337話Bパートに登場。カッコ内に入った単語に関係するものに変身するものと思われる(作中では説明されず)。作中ではギロロを牛化した他に白飯が牛丼に、スナックの味も炭火ビーフ味になった。成功確率はクルル曰く「俺の気分しだい」。
解除銃(エスケートガン) / 変身解除銃
()専用変身銃の変身解除用の銃。ギロロ丑長として暴走してしまったギロロの変身を解除するために使用した。
ケロンマンセット
原作第160話に登場。地球人をケロン軍兵士とするためのセット。空を飛ぶためのランドセルとK(きもち)660倍のパワーが出せるメット、特典キャンペーンのバッヂの3点からなっている。さらにその中でも優秀な兵士はケロン星への留学も検討した。
超時空相対性侵略装置
原作第179話に登場。時間を遅くする装置でケロロがからお年玉をもらう(表向きはのんびりマッタリ侵略可能となる)ことを目的に立てた「地球永久不滅お正月計画」のために開発した装置。ただし非正規品である「六次元管」を使用するなど不安定かつ未知数なところが多い装置になっている。
ケロン軍式3DTV
原作第191話・アニメ2期21話に登場。見た目は普通の3DTVだが、通常の立体視の他にフェーズ2「質量をともなう」、最終フェーズ「全部出る」の機能がある。「全部出る」の場合TVに映ったものが実体化してしまうが、元に戻す方法はない。最終的にはアリサに譲渡された。
侵略セミ化装置(仮称)
原作第203話に登場。セミの鳴き声をエネルギーにする「侵略セミ」になって侵略する「侵略や地球(いわ)にしみ入る俺の声」作戦に使用した。通常のセミよりも強い音圧や短い寿命を克服できる特徴があるが、心までは改造できずごく短い時間で虚脱状態に陥ってしまう欠点がある。
サクラ一号
原作第213話に登場。桜の花びらを完全再生エネルギーとしたもので、カプセル状にしたものでも一瞬でお風呂が沸くほどのエネルギーがある。
西澤グループとの独占供給契約を結ぶことに成功するが、枯れる寸前に少女の姿の巨大個体を形成し、北へと去っていってしまった(当然西澤グループとの契約も破棄された)。
イタコノミコン
原作第217話で登場。人間を幽霊に、幽霊を人間にしてしまう。実験自体は成功し、ケロロ小隊・冬樹・夏美・秋が幽霊に、お観世が人間となってしまったが、ケロロ達が物に触れなくなったため元に戻れなくなってしまった。
クルルクルルランド
原作第224話で登場。テレビやパソコンなどのあらゆる電子機器をハッキングして、立体化することができる侵略オンラインゲーム。運営者がクルル自身なのでログインしてきたケロロをステータスをいじって完膚なきまでに打ち破った。
最終的にケロロが電脳攻撃(サイバーパンチ)という名の直接殴打でクルルを倒したことで機能停止した。
試作型実体化ペンクレヨン(プロトタイプマテリアルペンクレヨン)
原作第227話で登場。623の持つ実体化ペンのプロトタイプで性能はほぼ同じ。実体化ペンを欲しがった新ケロロに与えた(ただし1回100円のガチャガチャに入れて400円使わせた)。
様々な絵を描いて実体化させたが、地球を描いて出そうとして壊れてしまう(クルル曰く「試作品でそんなことするから」)。ただし一部の絵はペンが壊れた後も実体化したままになっている。
イマアナタノコエガキコエルシステム
アニメ版第134話Aパートに登場。アンテナとマイクのセットで、アンテナを頭に付けられた者をマイクで音声操作して動かす。宇宙ノド風邪で声が出なくなったケロロに使用し、ドロロ以外の小隊メンバーと日向姉弟とモアがケロロを思い通りに動かしていった。ケロロはトイレに行きたい気持ちと激しい怒りで宇宙ノド風邪を治すが、トイレには間に合わずに失禁してしまう。翌朝、宇宙ノド風邪に感染した面々に自分が受けたのと同じ仕打ちを与えた。ケロロが皆からお仕置きされるオチが多い中、この回は酷い目に遭わされたケロロが最後に報復するという原作アニメ版を通じても極めて珍しいオチとなった。
天の道を往き 総てを司る銃(てんのみちをゆき、すべてをつかさどるじゅう)
アニメ327話Bパートに登場。この銃から出る光線を浴びた物体は、1秒を1週間の長さに感じる「ケロックアップ」という状態になる。しかしケロックアップの間、光線を浴びていない物体を自由に動かす事はできない為、ケロロ小隊は1週間の間、他者との交流ができず、食料や水にもありつけず餓死寸前になっていた(ただし、光線を浴びていない物は1秒しか経過していない)。

階級について

ガルル中尉のセリフによればかつて前例のない早さで少佐まで昇進したものの、その性格が災いし軍部情報をいたずらに操作して上層部の反感を買ったため曹長に降格となった[4]。また、ガルルは伍長時代にはクルルの部下であった。

上記のようにケロロよりも階級は高く、小隊では最も階級が高いが、隊長はケロロが務めている(理由はこちらを参照)。

パートナー・623(サブロー)とその他の人物関係

623(アニメではサブロー)とパートナーであり、2人は「宇宙を超えた同盟」を結んでいる。623のために発明をすることもあり、「実体化ペン」は重宝されている。原作では「電波仲間」と表現されている。

小隊ではケロロとの仲は良く、ケロロの行動や発想に賞賛するシーンもある(原作での相関図は「危険な悪友」)。ギロロとは犬猿の仲で「先輩」を付けて呼んでいるものの、発明の実験台にしたり、嫌がらせを行う。純粋無垢なアンゴル=モアが苦手。

自分が対処しきれない人物が苦手。秋・モア・小雪が当てはまる(秋と小雪に関してはアニメのみの設定)。

話し言葉の特徴

一人称は「俺」だが、時々「俺様」になることがある。「天才俺様」といったこともある。原作初登場時には「オイラ」、アニメ第161話では「クルちゃん」、アニメ第165話Aパートではヤクニン星大使に真面目に接する必要があったため「私」、アニメ第177話Bパートでは物語の展開上「ら」、アニメ第214話Aパートおよびアニメ第238話Aパートでは「僕」と言ったこともある。小隊内の無線では一人称に「ナルト1」を使うが、ケロロの虫歯を治療する場面(原作第34話)では「デルタ1」を使った。また、原作での表記の特徴としては「だぜェ」「だなァ」など、語尾がカタカナ小文字の母音で終わることが挙げられる。3rdシーズン以降からは「ニョ〜」という事が多くなっている。

いつも「クーックックックックッ…」(ひらがな表記の場合もある)と笑っている。「キシシシシシシ」と笑ったこともある。

アニメでは担当声優の子安武人が二枚目役を得意としているため、「本気になると声としゃべり方が変わる」という演出が行われている。[要出典]

好物

カレーが大好物で、ギロロに「カレー野郎」と言われるほどカレーをこよなく愛している。故に拘りも非常に強く、アニメ第227話ではわざわざ横須賀までカレーを食べに行っている。同第118話Bパートでは「ニンジン、ジャガイモ、タマ〜ネギ〜、うじょいあいぽいぽ(愛情ぽいぽいの逆読み)、もう大変♪」という変な歌を口ずさみながらカレー風呂に入っていたり、第151話Aパートでは「ホワイトデー用"激辛"ホワイトカレーチョコ」を作っていたり[5]など、カレーのエピソードも数多い。

アニメ2ndシーズンまでカレーに関する話題が出てこなかったのは、ペコポン到着前、宇宙母艦「グランドスター号」に乗っていた際に母艦が宇宙海賊に襲われ、戦闘でメイン貯水タンクが破損、「飲料水確保を優先する」という規定によりトイレを流す回数を制限されたことで母艦内の人工農園で用を足さざるを得なくなり、育った母艦内の野菜を食べる気になれなかったことがしばらくトラウマになったためとされている(アニメ第277話Bパートより)。

クルルのカレー好きという設定を受け、秋葉原エンタまつりの際販売された『超劇場版ケロロ軍曹2』の前売り券にクルルカレーが付いてきた[6]

クルルのカレー好きは幼年学校前から嗜好され[7]、『ちびケロ ケロボールの秘密!?』では「一生分のカレーライスをくれ」と本気で言っている。クルルの肌はドロロと同系色の青色だが、巨大カレーに埋まってしまい(描写ではカレー皿の底につぶされた)、肌の色が黄色に染まってしまい、そこで性格や口調も変わったとされる[8]

アニメ第186話における「カレーかと思って食べてみたらボルシチであった」というエピソード以降、ボルシチ好きという設定も追加された[9]。その他、ピロシキタッカルビシメサバもんじゃ焼きも好きな模様である(アニメ第194話Bパートの夏美の発言より。真偽は不明)。

その他のエピソード

  • いつもiPodのようなリモコン(クルル曰く「オールマイティーリモコン」)を所持している。
  • 音楽も好んで聴く(J-POP)。
  • 普段は日向家の地下に作ったケロン軍秘密基地内にあるクルル専用研究施設(クルルズ・ラボ)で暮らしている。中には押し入れがあり、そこが寝室になっている模様。
  • 「ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊」の予約特典のクリアファイルに『テイルズ オブ ジ アビス』のジェイド・カーティスに捕獲されているイラストがある。これはクルルの声優・子安武人がジェイドの声と担当していた為である。ゲーム中で占い師から「ネクロマンサーと呼ばれたことがあるか?」と言われる(これもジェイドと関係している)。ある条件を満たすとジェイドの技を覚える。
  • 作中では小隊の中で最も不人気とされており、ケロン星で売られたケロロ小隊のグッズの中でも売れ行きは芳しくなく、問屋の経営を圧迫しているという[10][要出典]
  • けものフレンズ』とのコラボレーションにて、アニマルガールとなったクルルが登場[11]。声は宇和川恵美が担当する。

コスプレ・変身

クルルドラゴン
超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』において竜の書の力を受けドラゴンの姿となったクルル。他のドラゴン化したケロロ小隊が2本角なのに対しクルルのみ1本角なのが特徴で腕も機械風になっている。また、耳の部分についているヘッドホンから触手状の物が伸びておりそれを使ったハッキングや放電攻撃を得意とする。いつも掛けているメガネをかけておらず、その代わりとして他のメンバーと違い瞳が三重丸のような形状になっている(アニメ第356話Aパートで再度変身したときは普通の目)。

その他

  • ケロロ軍曹連載計画段階では、クルル曹長ではなく、ロロロ曹長(現在のクルル曹長と外見はほとんど同じ)がケロロ軍曹たちの仲間に計画されていた。[要出典]

脚注

  1. ^ アニメでは1度だけ2009年は小雪に使用された。ただし、これは夏美がこの銃を撃たれそうになった際に小雪が庇った為。この他、誤作動で桃華に当たった事もある。その際桃華は、夏美に負けないほどのナイスバディな女性になっていた。
  2. ^ 初代こまわりはガルル小隊が地球侵略に来た際、トロロがこまわりにウイルスを仕掛けて自我を持たせ、ケロロ小隊を見捨てて旅に出てしまった。2代目と3代目は114話Bパートでの作戦中に大破。4代目は131話Bパートで西澤梅雄によって破壊されている。
  3. ^ ケロロ以外の3人には無断で給料を使用した。クルル曰く「金型が高い為」。
  4. ^ 少佐と曹長の間には大尉中尉少尉准尉(または特務曹長、上級曹長などベテラン下士官から進級する准士官)と4階級以上ある。
  5. ^ 実際に味は激辛だが、なぜかこれを食べた月神散世は「美味しい」と言ってのけ、「(彼には)お菓子作りの才能はあるかも」とまで言っている。
  6. ^ ハウス食品のレトルトカレー「ククレカレー」のパロディ。なお、このカレーの味は電波系であるクルル曹長の性格とは違い、あまり辛くなく子供向けの味だった。超劇場版2のタイアップとしてケロロカレー(2個入り600円)が発売されたが、こちらも甘口。
  7. ^ 幼年期にはどれぐらいの辛さを好んでいたかは不明。
  8. ^ カレー風呂に浸かり続けているとも思われている。
  9. ^ アニメ第192話Bパートにてケーキをボルシチ味に変えようとしたほどである
  10. ^ 問屋からは色を変える・隊員を変えるなどの方法で対処してほしいとの要望があった。
  11. ^ ジャパリパークにケロロ小隊が出現!”. PR TIMES (2015年3月27日). 2021年5月3日閲覧。

関連項目