クレイ・トンプソン

アメリカのバスケットボール選手 (1990 - )

クレイ・アレクサンダー・トンプソンKlay Alexander Thompson, 1990年2月8日- )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のプロバスケットボール選手。NBAゴールデンステート・ウォリアーズに所属している。ポジションはシューティングガード。NBA史上最高のシューターの1人として名高く[3][4]、1クォーターにおける最多得点記録と、1試合における最多3ポイント成功記録を保持している。これまでにウォリアーズで4回のNBAチャンピオン、5回のNBAオールスター選出、2回のオールNBAサードチーム、1回のNBAオールディフェンシブセカンドチームに選ばれている。

クレイ・トンプソン
Klay Thompson
ゴールデンステート・ウォリアーズ  No.11
ポジション SG
シュート
基本情報
愛称 Game 6 Klay
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1990-02-08) 1990年2月8日(34歳)
出身地 カリフォルニア州の旗 カリフォルニア州ロサンゼルス
身長 198cm (6 ft 6 in)
体重 98kg (216 lb)
ウィングスパン 206cm  (6 ft 9 in)[1]
キャリア情報
高校 サンタ・マルガリータ・カソリック高校
大学 ワシントン州立大学
NBAドラフト 2011年 / 1巡目 / 全体11位[1]
プロ選手期間 2011–現在
経歴
2011-ゴールデンステート・ウォリアーズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 2014-
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
金メダル - 1位 2016 リオデジャネイロ
FIBAバスケットボール・ワールドカップ
2014 スペイン

学生時代 編集

高校時代から頭角を現していたトンプソンを巡ってミシガン大学ノートルダム大学コロラド大学などがリクルート合戦を繰り広げていた。そんな中トンプソンは1年生から試合に出られる可能性が高いワシントン州立大学を選んだ。1年生時には全33試合に先発出場し、PAC-10のオールフレッシュマンチームに選ばれた。

2年生時にチームは、アラスカ州アンカレッジで行われたグレートアラスカシュートアウトで43点をあげて最優秀選手に選ばれた。この年トンプソンはカンファレンス2位の平均19.6得点をあげて、カンファレンスファーストチームに選ばれた[5]

 
2011年2月のトンプソン

3年生時にも平均21.6得点をあげてカンファレンスファーストチームに選ばれた。また、PAC-10トーナメントでは8本の3ポイントシュートを含む43得点をあげた。この年あげた733得点は大学記録となっている[6]。しかし、レギュラーシーズン終盤に大麻の不法所持で逮捕され、大学側から出場停止処分を下されたため最終戦に出場できなかった[7]

NBAキャリア 編集

ゴールデンステート・ウォリアーズ 編集

キャリア初期 編集

2011年ゴールデンステート・ウォリアーズから1巡目11位で指名された[8]。因みに当時10位指名権を持っていたミルウォーキー・バックスや、サンアントニオ・スパーズもトンプソンを狙っていたと言われている[9]

 
2012年10月のウォリアーズでのトンプソン

12-13シーズンライジングスターズ・チャレンジに選出された。

2014-15シーズン 編集

 
2015年のワシントン・ウィザーズ戦でマルチン・ゴルタットと対戦するトンプソン

2014-15シーズン開幕前にはミネソタ・ティンバーウルブズケビン・ラブを含んだ複数トレードの交渉がされたが、スティーブ・カーHCとアドバイザーのジェリー・ウェストが猛反対したため交渉は決裂し、開幕後に4年7000万ドルの延長契約を結んだ。2015年1月23日のサクラメント・キングス戦では、第3クォーターに37点を記録し、それまで単一クォーターの内で多く点を取ったカーメロ・アンソニーを4点抜きNBA最多得点を樹立。スコアラーとして大きく成長し、個人成績としては平均21.7得点2.9アシスト3.2リバウンド3P成功率43.9%を記録した。このシーズンは、チームメイトのステフィン・カリーと共にチームを牽引し、2014-15シーズンはNBA最高勝率となる67勝15敗へとチームを導くと共に、自身初となるオールNBAチーム3rdチームに選出された。その勢いはプレーオフに入っても止まることを知らず、随所で効果的なビッグショットを沈め、ウォリアーズの1975年以来のNBAチャンピオンに大きく貢献した。また父マイカル・トンプソンロサンゼルス・レイカーズ時代にNBAチャンピオンになっている。これはNBA史上4組目の親子チャンピオンである。

2015-16シーズン 編集

 
2016年のワシントン・ウィザーズ戦でジャレッド・ダドリーにブロックを試みるトンプソン

2015-16シーズンもチームは前シーズンを超えるスピードで勝利を重ねていく。トンプソン自身も調子が良く、オールスターファン投票ではガード部門4位の55万票を獲得し2年連続のNBAオールスターゲーム出場を果たす。NBAオールスターウィークエンドの3Pコンテストに出場したトンプソンはチームメイトのステフィン・カリーと共に決勝ラウンドに出場。決勝ラウンドでは去年カリーが打ち立てた27点を自らが叩き出し優勝を果たした。翌日のオールスターではリザーブとして出場。21分の出場で3ポイントシュート3/10の9得点というなかなか満足の出来ないスコアで終わった。また彼は最終的にキャリアハイとなる399本のスリーをシーズンで沈めた。 この記録はステフィンカリーの402本に次ぎシーズン2位の記録である。

プレーオフでのウェスタンカンファレンスファイナルvsオクラホマシティ・サンダー戦第6試合で、11本の3ポイントシュートを成功させNBAプレーオフ1試合における3ポイントシュート成功数の新記録を樹立。プレーオフキャリアハイの合計41点を叩き出しチームを勝利に導いた。NBAファイナルではレギュラーシーズンやプレーオフに比べ精彩を欠き、クリーブランド・キャバリアーズの前に敗れ連覇はならなかった。

2016年夏、リオデジャネイロオリンピックアメリカ代表に選出され、金メダルを獲得した。

2016-17シーズン 編集

2016-17シーズンのプレシーズンの好調ぶりから一転し開幕数試合では1本も3Pシュートが入らない日が続くなど好不調の波が非常に激しく、前季自己平均を大きく下回る得点とシュート成功率だった。その後徐々に盛り返しつつある中、ボストン・セルティックスへトレードされるのではという噂が流れ出したりもした。12月5日のインディアナ・ペイサーズ戦では自己最多の60得点を記録[10]ケビン・デュラントの加入で成績が落ちるのではないかと言われていたが、結果的にはキャリアハイの平均31得点、3ポイント成功数405本(成功数4年連続2位)を記録しレギュラーシーズンを終えた。

プレーオフに入ってから自身の得点は下がったもののマッチアップの得点を大きく下げ、特にNBAファイナル、対クリーブランド・キャバリアーズ戦での執拗なディフェンスが非常に評価された。シリーズを4勝1敗で制し、2度目のNBAチャンピオンに輝いた。

シーズンオフには以前から契約しているシューズブランドのANTAと10年8000万ドルで契約を延長した[11]。また、オフの移籍で騒がれたポール・ジョージカイリー・アービングとのトレードをそれぞれインディアナ・ペイサーズクリーブランド・キャバリアーズから持ちかけられたが、ウォリアーズ側は断固拒否の姿勢をみせ破談となった。

2017-18シーズン 編集

2017-18シーズン2017年10月29日に行われたデトロイト・ピストンズ戦で29得点を記録した。チームは107-115で敗れたが、トンプソンはこの試合でフランチャイズ史上11人目の通算9000得点を達成した[12]2018年1月12日に行われたミルウォーキー・バックス戦で昨季2016年12月11日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦から続いていたレギュラーシーズンの連続3ポイント成功試合記録が95で途絶えた。この試合でトンプソンは2本の3ポイントシュートを放ったが、1本も決まらなかった。しかし、95試合連続成功という記録はチームメイトであるステフィン・カリーの157試合、カイル・コーバーの127試合に次ぐ歴代3位の記録となった[13][14]。2018年2月18日に行われるNBAオールスターゲームに出場することが発表された[15]。2月22日に行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦で19得点を記録、チーム史上10人目となる通算10000得点を達成した。試合はウォリアーズが134-127で勝利した[16]。3月9日に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦で今季の3Pシュート成功数200本に到達した。これによりチームメイトであるステフィン・カリーに次いでNBA史上2人目となる1シーズンの3P成功数200本を異なる6度のシーズンで達成した選手となった[17]。トンプソンはこの試合で25得点を記録したが、125-108でブレイザーズに敗れた[18]。3月31日に行われたサクラメント・キングス戦で右手の怪我による離脱から8試合振りに復帰し25得点を記録、試合はウォリアーズが112-96で勝利した[19]。4月8日に行われたフェニックス・サンズ戦で第1クォーターの22得点を含む34得点を記録、試合はウォリアーズが117-100で勝利し対サンズ戦の連勝を15に伸ばした[20]。プレーオフ1回戦、対サンアントニオ・スパーズの第2戦で31得点を記録、初戦のFG11/13に続き12/20と高い確率でシュートを決めた[21]。第5戦で24得点を記録、リック・バリー(699)、ステフィン・カリー(652)に次ぐチーム歴代3位となるポストシーズン通算600本目のFGを成功させた。試合は99-91で勝利しウォリアーズが4勝1敗で2回戦進出を決めた[22]

2018-2019シーズン 編集

2018-19シーズン最初の7試合は、昨季までのキャリア7シーズンすべてにおいて40パーセントを超えていた3ポイント成功率が急激にダウンし、彼にとって最も苦しめられた期間であった。トンプソンは、最初の7試合で3ポイントシュートを合計36本試投し、わずか5本しか決められず、20得点以上を挙げることができなかった。しかし、2018年10月29日のシカゴ・ブルズ戦にて、彼は第1クォーターから3本連続で3Pを成功させ、22得点をマークすると、前半だけで10本の3Pを決めて36得点をあげた。チーム全体でも、ウォリアーズは前半だけで17本の3P成功というNBA新記録を樹立し、ハーフタイムまでに92-50と大量リードを奪う。前半だけで92得点は、1990年にデンバー・ナゲッツを173-143で下したフェニックス・サンズが記録した107得点に続く史上2番目の数字であった。そして第3Q残り5分を切ったところで、ケビン・デュラントからのパスを受けたトンプソンは、2016年11月7日(同8日)のニューオーリンズ・ペリカンズ戦でチームメイトのステフィン・カリーが打ち立てた1試合13本の3P成功記録を塗り替えた。第4Qはベンチで過ごし、出場時間はわずか26分だったトンプソンは、最終的に24本の3Pを試投して14本を成功、最終的に29本中18本のFGを成功させた。11月24日、彼はサクラメント・キングスに117-116で勝利し、5本の3ポイントシュートを決めて31得点を記録した。この試合で彼はジェイソン・リチャードソンが持っていた3ポイント成功数1,608本を超え、NBA歴代3ポイント成功数ランキングで21に上がった。12月29日、彼はポートランド・トレイルブレイザーズを115-105で打ち破り、32得点で今シーズン2番目に高い得点を挙げた。1月8日、彼はニューヨーク・ニックスに122–95で勝利し、7本の3ポイントシュートを含む43得点を記録した。1月21日、彼は10回の3ポイントシュートを含む44点を挙げ、ロサンゼルス・レイカーズに 130-111で勝利した。この試合で彼は3ポイントシュートを11本中10本、FGを20本中17本決めた。3月8日、彼はデンバー・ナゲッツ戦で 9本の3ポイントシュートを含む39得点を挙げ、122ー105で勝利した。3月13日、彼はヒューストン・ロケッツ戦に106-104で勝利し、30得点を記録した。これにより、彼はNBAの歴史の中でカリーと並び、7シーズン続いて200本の3ポイントシュートを各シーズンに成功させた選手となった。また、彼は今シーズン初めてNBA All-Defensive Teamの2nd teamに選ばれた。プレイオフ、NBAファイナルのトロント・ラプターズとの第3 戦で、トンプソンは第2戦の後半で左ハムストリングを怪我したため、彼のキャリアで初めてプレーオフゲームを欠場した。彼は第4戦に戻り、6本の3ポイントシュートを含む28得点を記録した。第5戦で、ウォーリアーズは106-105で勝利し、彼は26得点を記録し、ラプターズとのシリーズリードを3-2に持ち直した。しかし、第6戦の最中にダニー・グリーンと接触した際に、左膝の前十字靭帯を断裂する大怪我を負ってしまう。チームはそのままラプターズに敗れてチーム初のスリーピートはならなかった。

2019-2021 : 怪我で2シーズン連続欠場 編集

2019年6月30日に5年1億9000万ドルでウォリアーズと再契約した[23]。2019年7月2日に左膝の前十字靭帯の修復手術を受けたことを発表。ヘッドコーチのスティーブ・カーは「2019-20シーズン中の復帰はない」と断言した。2019-20シーズンは前述の膝の手術の為、同シーズンの全休が決定した。そして2020-21シーズン前のトレーニング中に逆の右足のアキレス腱断裂の大怪我を負ってしまい、この怪我により同シーズンの全休が決定。昨シーズンに続き、2シーズン連続での全休となった[24]

2021-22シーズン : 復活 編集

開幕からリハビリを続け、2022年1月9日のキャバリアーズ戦にて941日ぶりにNBAの公式戦に復帰した[25]。復帰戦では20分という限られた時間の中で17得点を挙げ、96-82で勝利を飾った。1月18日、彼はデトロイト・ピストンズ戦で今シーズン初の20得点オーバーである21得点を記録し、102-86で勝利した。2月3日、彼は3ポイントシュート9本中7本成功を含む23得点を挙げ、126-114で勝利した。2月12日のロサンゼルス・レイカーズ戦では33得点を記録し、117-115で接戦を制した。3月12日、彼はミルウォーキー・バックス戦で3ポイントシュート8本成功を含む38得点を挙げ、122-109で勝利した。4月10日、彼はレギュラーシーズン最終戦であったニューオリンズ・ペリカンズとの試合で、シーズンハイの41得点を記録し、128-107でチームを勝利に導いた。2シーズンぶりに復帰を果たした今シーズン、シュートセレクションの悪さが目立ち、3ポイントシュート成功率はキャリアワーストの38.5%と40%台を割ってしまったが、シーズン終盤には調子を戻し、怪我の影響で欠場していたカリーに代わってチームを牽引した。

プレースタイル 編集

チームメイトのステフィン・カリーと共に「スプラッシュ・ブラザーズ」として名を馳せる、NBAの歴史上においても屈指のシューターである[26][27]。無駄の少ない素早いシュートモーションから放たれる正確な3ポイントシュートが武器。ピュアシューターといわれることがあるが、そのシュート能力を警戒して距離を詰めてきた相手ディフェンダーをドライブやカットインで抜くプレーも多く見られる。キャッチ・アンド・シュートの数でリーグトップの数字を残しており、またガードのポジションでありながらアシストの数が非常に少ないことから、周りを生かすというよりも生かされる側、正に点を取る為のオフェンスをしていることが分かる[28]。試合ごとに得点のばらつきはあるものの安定して20点前後を稼ぐうえ、1試合40得点以上をも積み上げることがあるなど爆発力もある。近年ではオフェンスにバリエーションを見せ、エースのカリーを抑えてチームのスコアリーダーとなることも多く、スコアラーとしての才能が開花している。またオフェンス面だけでなくディフェンス面でも評価が高く、相手チームのエースにマークすることが多い[29][30]

2015年1月23日のサクラメント・キングス戦、第3クォーターに37点を叩き出し単一クォーターにおけるNBA記録を樹立した。このクォーターでは4本のツーポイントシュート、9本のスリーポイントシュートを決めて、2本のフリースローといった全てのシュートを1本もミスすることなく全て決めた。単一クォーターにおけるスリーポイントシュートの成功数もNBA記録である。

2016年12月5日のインディアナ・ペイサーズ戦で29分間の出場で自己最多となる60得点を記録した。この記録はショットクロックが設定されてから30分以内の出場で決めた最多得点であり(また、60点を決めた最短出場時間)、ウォリアーズでレギュラーシーズン1試合で60点以上を記録したのはジョー・ファルクスウィルト・チェンバレンリック・バリーに次いで4人目である。

個人成績 編集

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  優勝シーズン      リーグリーダー

レギュラーシーズン 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2011–12 GSW 66* 29 24.4 .443 .414 .868 2.4 2.0 .7 .3 12.5
2012–13 82* 82* 35.8 .422 .401 .841 3.8 2.2 1.0 .5 16.6
2013–14 81 81 35.4 .444 .417 .795 3.1 2.2 .9 .5 18.4
2014–15 77 77 31.9 .463 .439 .879 3.2 2.9 1.1 .8 21.7
2015–16 80 80 33.3 .470 .425 .873 3.8 2.1 .8 .6 22.1
2016–17 78 78 34.0 .468 .414 .853 3.7 2.1 .8 .5 22.3
2017–18 73 73 34.3 .488 .440 .837 3.8 2.5 .8 .5 20.0
2018–19 78 78 34.0 .467 .402 .816 3.8 2.4 1.1 .6 21.5
2019–20  負傷により全休
2020–21
2021–22 32 32 29.4 .429 .385 .902 3.9 2.8 .5 .5 20.4
2022–23 69 69 33.0 .436 .412 .879 4.1 2.4 .7 .4 21.9
2023–24 77 63 29.7 .432 .387 .927* 3.3 2.3 .6 .5 17.9
通算:11年 793 742 32.6 .453 .413 .858 3.5 2.3 .9 .5 19.6
オールスター 5 1 20.4 .379 .379 1.000 5.0 3.4 .4 .0 12.6
  • 2011-12シーズンは66試合で打ち切り

プレーオフ 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2013 GSW 12 12 41.3 .437 .424 .833 4.6 1.8 1.0 .6 15.2
2014 7 7 36.7 .408 .364 .792 3.4 3.6 1.0 .7 16.4
2015 21 21 36.2 .446 .390 .800 3.9 2.6 0.8 .9 18.6
2016 24 24 35.4 .444 .422 .854 3.7 2.3 1.1 .4 24.3
2017 17 17 35.0 .397 .387 .788 3.9 2.1 0.8 .3 15.0
2018 21 21 37.8 .465 .427 .871 4.1 1.8 .8 .3 19.6
2019 21 21 39.0 .456 .443 .902 4.1 2.1 1.3 0.7 20.7
2022 22 22 36.0 .429 .385 .864 3.9 2.3 1.1 .7 19.0
出場:8回 145 145 37.0 .440 .410 .843 4.0 2.2 1.0 0.6 19.2

家族 編集

父親は、1978年のNBAドラフト全体1位指名を受けたマイカル・トンプソンで、1987~88年にロサンゼルス・レイカーズNBAチャンピオン2連覇を経験した[5]。兄のマイケル・トンプソン英語版クリーブランド・キャバリアーズやイタリアのプロチームでプレー経験がある。弟のトレイス・トンプソンは、2009年のMLBドラフトシカゴ・ホワイトソックスに指名され、2015年シーズンにメジャーデビュー。

その他 編集

  • クリーブランド・キャバリアーズケビン・ラブとは少年時代に同じ野球チームに所属していた。
  • クレイがロサンゼルス出身であり弟のトレイスが所属しているため、ロサンゼルス・ドジャースを応援している(トレイスがホワイトソックスに所属していた時はホワイトソックス側のインタビューを受けたこともある)。トレイスのドジャース移籍後は度々ドジャースファンとしてインタビューを受けたり、兄のマイケルと共にドジャー・スタジアムに足を運んでいる。
  • 愛犬家としても知られ、ルーキー時代から「ロッコ(Rocco)」という名前のブルドッグを飼っていて、オラクル・アリーナドジャー・スタジアムにも連れて行くなどしている。トンプソンとロッコが一緒に並んだバブルヘッド人形が発売されたこともある。2016年のオリンピック期間中は弟トレイスと、ドジャースの彼のルームメイトであるジョク・ピーダーソンコーリー・シーガーの3人で世話をしていた。
  • 母校サンタ・マルガリータ・カトリック高校で着用していた背番号1が永久欠番に指定されている。
  • NBA選手では数少ない中国のシューズブランドであるANTAと2016年に10年間の契約を交わした[2][31]

タイトル・受賞 編集

個人記録 編集

  • 1クォーター最多得点 37点(NBA記録)[32]
  • 1クォーター3ポイントシュート成功数 12本(NBA記録)
  • 1シーズン3ポイントシュート成功数 301本(NBA記録6位。1位、3~5位はステフィン・カリー、2位は378本のジェームズ・ハーデン)
  • 1プレーオフ3ポイントシュート成功数 98本(NBA記録タイ 同数でステフィン・カリー)[33]
  • レギュラーシーズンにおける1試合3ポイントシュート成功数 14本(NBA記録)[34]

脚注 編集

  1. ^ Klay-Thompson”. draftexpress.com (2011年). 2021年3月26日閲覧。
  2. ^ a b “How Klay Thompson Became More Valuable Than Ever – The Ringer”. The Ringer. (2017年4月12日). https://theringer.com/2017-nba-playoffs-golden-state-warriors-klay-thompson-kevin-durant-steph-curry-ce980107bb88 2017年8月6日閲覧。 
  3. ^ Kurtenbach, Dieter (2016年12月7日). “NBA: Klay Thompson's 60 points, the insane stats and the Warriors myth his epic performance busted”. Fox Sports. news.com.au. 2019年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月23日閲覧。
  4. ^ Letourneau, Connor (2018年12月27日). “Warriors Klay Thompson on slump talk: 'Don't really care what people say']”. San Francisco Chronicle. 2019年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月23日閲覧。
  5. ^ a b Profile”. WASHINGTON STATE COUGARS. 2013年3月3日閲覧。
  6. ^ Klay Thompson staying in draft”. ESPN (2011年5月9日). 2013年3月3日閲覧。
  7. ^ 2011年のNBAドラフトサンアントニオ・スパーズは、当初トンプソンの交渉権の獲得を目論んでいたものの、この一件でトンプソンの獲得から撤退し、カワイ・レナードの交渉権獲得に切り替えたと言われている
  8. ^ Rusty Simmons (2011年6月24日). “Warriors pick a 2-guard: Klay Thompson”. サンフランシスコ・クロニクル. 2013年3月3日閲覧。
  9. ^ Klay Thompson Expected To Be Picked By Bucks In 2011
  10. ^ Klay Thompson sets career high, drops 60 points in 29 minutes vs. Pacers
  11. ^ Klay Thompson, Anta Reportedly Agree to 10-Year, $80M Endorsement Contract
  12. ^ Warriors handed second loss at home, fall 115-107 to Pistons”. ESPN.com (2017年10月30日). 2018年1月15日閲覧。
  13. ^ Klay Thompson is bummed that historic 3-point streak is over: 'I didn't know. Oh well'”. CBS Sports (2018年1月14日). 2018年1月15日閲覧。
  14. ^ Klay Thompson’s streak of 95 games with a 3-pointer scored comes to an end”. cluthpoints.com (2018年1月14日). 2018年1月15日閲覧。
  15. ^ ブラッドリー・ビール、ビクター・オラディポ、クリスタプス・ポルジンギス、カール・アンソニー・タウンズが初選出”. NBA.com (2018年1月24日). 2018年1月25日閲覧。
  16. ^ Chris Haynes (2018年2月23日). “Stephen Curry leads Warriors past Clippers in final meeting of regular season” (英語). ESPN.com. ESPN. 2018年2月23日閲覧。
  17. ^ Klay Thompson has joined Stephen Curry as the only players in NBA history…” (英語). WarriorsPR. Golden State Warriors (2018年3月9日). 2018年3月11日閲覧。
  18. ^ Warriors' Klay Thompson: scores 25 points in loss” (英語). cbssports.com. CBS Sports (2018年3月10日). 2018年3月11日閲覧。
  19. ^ Warriors' McCaw injured in scary fall as team beats Kings” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年3月31日). 2018年4月1日閲覧。
  20. ^ Thompson, Warriors beat Suns for 15th straight time” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年4月8日). 2018年4月9日閲覧。
  21. ^ Durant, Thompson lead Warriors to a 2-0 series lead on Spurs” (英語). ESPN.com (2018年4月16日). 2018年4月18日閲覧。
  22. ^ Durant, Green lead Warriors past Spurs into second round” (英語). ESPN.com (2018年4月24日). 2018年4月25日閲覧。
  23. ^ Klay accepts max offer, will remain with Warriors”. ESPN.com (2019年7月1日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月7日閲覧。
  24. ^ 右アキレス腱を断裂したウォリアーズのクレイ・トンプソンが手術を断行”. バスケットボールキング (2020年11月26日). 2020年11月28日閲覧。
  25. ^ What Klay's return after 941 days away means to Bay Area” (英語). RSN. 2022年1月10日閲覧。
  26. ^ “Adande: Klay Thompson's stroke of genius”. ESPN.com. オリジナルの2017年8月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170806141631/http://www.espn.com/nba/allstar2015/story/_/id/12322332/nba-how-klay-thompson-developed-shooting-form 2017年8月6日閲覧。 
  27. ^ Murphy, Dylan. “Breaking Down Klay Thompson's Picture-Perfect Jump Shot” (英語). Bleacher Report. オリジナルの2017年8月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170806180615/http://bleacherreport.com/articles/2430552-breaking-down-klay-thompsons-picture-perfect-jump-shot 2017年8月6日閲覧。 
  28. ^ “Klay Thompson arguably Warriors' most explosive scorer”. SFGate. オリジナルの2017年8月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170806142001/http://www.sfgate.com/warriors/article/Klay-Thompson-arguably-Warriors-most-explosive-11031839.php 2017年8月6日閲覧。 
  29. ^ Warriors film room: The uniqueness of Klay Thompson's game”. The Mercury News (2017年3月24日). 2017年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月6日閲覧。
  30. ^ Howard-Cooper, Scott. “'Splash Brother' Klay Thompson can win games with his defense” (英語). NBA.com. 2017年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月6日閲覧。
  31. ^ II, Michael D. Sykes (2017年6月30日). “Klay Thompson signed a 10-year shoe deal with Anta. Here's what it means for his NBA career”. SBNation.com. 2017年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月6日閲覧。
  32. ^ Golliver, Ben (2015年1月24日). “Warriors' Klay Thompson sets NBA record with 37 points in a quarter”. Sports Illustrated. 2021年1月23日閲覧。
  33. ^ NBA & ABA Single Season Playoff Leaders and Records for 3-Pt Field Goals”. Basketball-Reference.com. 2016年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月20日閲覧。
  34. ^ Friedell, Nick (2018年10月30日). “Klay Thompson on record 14 3s: 'Just knew I was due for a big night'”. ESPN.com. 2018年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月1日閲覧。

外部リンク 編集

}}