クロスカントリー競走(クロスカントリーきょうそう、英語: cross country running)は、陸上競技長距離走の一種。土や草原など、自然の地形を利用した屋外コースを使用して行われる。防衛大学校断郊だんこう競技という名称で行われている8名で1組のチーム(分隊)をつくり、各個人は、作業服に半長靴、背のう、水筒など約10kgの装備を身につけておこなわれているものも、クロスカントリーの一種。[1]陸上競技法(改訂、1928年)には、野口源三郎による「断郊競走」の項目があった。デジタル大辞泉にも、「断郊」の記事があり、「郊外の田野、森林などを横断すること。断郊競走」とある。[2]「断郊」は、"cross country"の翻訳。

クロスカントリー競走
クロスカントリー大会の競技者
統括団体 ワールドアスレティックス
通称 クロカン
特徴
身体接触
男女混合
カテゴリ 屋外競技
実施状況
オリンピック 1912年1920年1924年
世界選手権 1903年 -
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コース 編集

 
2010年ヨーロッパクロスカントリー選手権(ポルトガル)の選手

コースの地形は自然または人工物のどちらでも可能である。競技者にコースを明確に示し、また観客の侵入を防ぐために、両端にはテープやラインなどで簡易的な仕切りがされる。

国際大会の多くは周回コースで行われる。距離は大会によって様々である。例えば近年の世界クロスカントリー選手権大会では、シニアの部は男女とも10km、20歳以下の部は男子8km、女子6kmで行われている[3]

また、大会によってはリレー走も行われる。例えば世界クロスカントリー選手権大会では、2019年から男女混合リレーが4人×2kmの距離で行われている。

主要なクロスカントリー大会 編集

日本国外 編集

日本国内 編集

脚注 編集

  1. ^ 63期断郊ガイド”. 防衛大学校. 2022年9月30日閲覧。
  2. ^ 断郊”. コトバンク. 2022年9月30日閲覧。
  3. ^ Timetables confirmed for Bathurst and Yangzhouワールドアスレティックス、2021年5月25日付、2022年1月27日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集