クーゲルフィッシャー噴射ドイツ語: Kugelfischer-Einspritzung)は、機械式燃料噴射(MFI)ポンプの名称である。クーゲルフィッシャー・システム(ドイツ語: System Kugelfischer)とも呼ばれる。FAGクーゲルフィッシャードイツ語版社と後にはロバート・ボッシュ社によって生産された[1]

1960年代初頭のディーゼルポンプに由来するクーゲルフィッシャー・システムは高性能車向けの機械式噴射ポンプであった[要出典]。エンジン回転数、スロットル位置、温度、時には気圧を入力として使うメーカーがカスタマイズ可能な燃焼送達マップを持つ最初に装置の1つであった。これは電子的にではなく、機械的に達成されており、マップを読み取るために円錐台(不規則な形状のカム)を使用した[要出典]

フォード・カプリRS2600のエンジン。上部ラジエーターホースの隣りにクーゲルフィッシャー噴射ポンプが見える。

1960年代末と1970年代初頭、BMWイギリス・フォードランチアプジョーの様々な量産車に取り付けられた[要出典] 。おそらく、1970年から1975年までのBMW・2000tii/2002tii(後には2002ターボ)、1964-1976ポルシェ・911/911S/カレラRS/RSR/カレラMFI、BMW・M1で使われたことで最も良く知られている[要出典]。しかしながら高い製造経費のため、より安価なエンジン電子制御システム(および連続噴射機械システム)の導入によって1970年代の終わりまでには経済的に望ましくないものになった[要出典]。しかしながら、クーゲルフィッシャー・システムは1980年代にも1982ポルシェ・911 SC/RSなどで専用レースエンジン向けの特殊噴射ポンプとして使われ続けた[要出典]

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