グッドバイ (スパイス・ガールズの曲)
「グッドバイ」(Goodbye)は、イギリスの女性歌手グループ、スパイス・ガールズの9枚目のシングル(アメリカでは7枚目にあたる)。また、1998年5月にメンバーのジェリが脱退して4人になってから初めてリリースしたシングルでもある。
「グッドバイ」 | ||||
---|---|---|---|---|
スパイス・ガールズ の シングル | ||||
リリース | ||||
録音 | 1998年 | |||
ジャンル | ポップ・バラード | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァージン・レコード | |||
プロデュース | リチャード・スタッナード、マット・ロウ | |||
チャート最高順位 | ||||
1位(UK、カナダ) 11位 (US) | ||||
スパイス・ガールズ シングル 年表 | ||||
| ||||
概説 編集
作詞はスパイス・ガールズの代表曲をほとんど担当しているリチャード・スタッナードとマット・ロウ、そしてスパイス・ガールズのメンバーである。歌詞はジェリの脱退前に書かれたものだが、ソロに専念したいとグループを去った彼女への賞賛の意を込められているように読める。彼女たちの3枚目のアルバム『フォーエヴァー』に収録されている。
ミュージック・ビデオ 編集
4人のスパイス・ガールズが別々のリムジンに乗っているところから始まる。白い狼が駆け回り、ある城に着くと4人で腕を組んで中に入っていく。中にはいくつもの男女のカップルが凍った状態で動かないでいる。そのカップルたちがだんだんと溶けていき、最後には元通りの生活に戻っていってビデオは終わる。また、このときにはメンバーのヴィクトリアとメラニーBのお腹の中に赤ちゃんがいるように見える。
トラックリスト 編集
- UK CD1
- "Goodbye [ラジオエディット] - 4:20
- "Christmas Wrapping - 4:14
- "Goodbye [オーケストラバージョン] - 4:14
- UK CD2
- "Goodbye [シングルバージョン] - 4:47
- "Sisters Are Doing It For Themselves [ライブバージョン] - 4:22
- "We Are Family [ライブバージョン] - 3:35
- US CD
- "Goodbye [シングルエディット] - 4:44
- "Christmas Wrapping - 4:14
- "Sisters Are Doing It For Themselves [ライブバージョン] - 4:35
- "We Are Family [ライブバージョン] - 3:22
チャート・パフォーマンス 編集
この曲はスパイス・ガールズ最後のアメリカでリリースされたシングルである。ビルボードチャートにも最高11位までにとどまり、スパイス・ガールズの人気もこの頃から衰えてきた。UKでは1週間だけチャート1位をマークし、彼女達の8度目のチャート1位ソングとなった[1]。しかし、カナダでは絶大な人気を誇った。同国のチャートでは16週間1位をマークし、1990年代に発売されたシングルで3番目の売り上げ記録を残し、1999年に最もよく売れたシングルとなった。ジェリの脱退を機にスパイス・ガールズは解散するであろうと予想していたメディアは、その予想を覆される結果となった。しかし、事実はスパイス・ガールズの時代も終わりに近づいていた。
チャート 編集
チャート | 順位 |
---|---|
イギリス [1] | 1 (1週間) |
カナダ | 1 (16週間) |
フィリピン | 1 |
U.S. ビルボード | 11 |
アイルランド | 1 (9週間) |
フランス | 21 |
ドイツ | 17 |
オーストリア | 13 |
スイス | 8 |
スウェーデン | 2 |
ノルウェー | 6 |
フィンランド | 2 |
オーストラリア | 3 |
ニュージーランド | 1 |
- UKでの売り上げ83万3500枚
- 世界中でのトータルの売り上げ 250万枚
脚注 編集
- ^ a b “Spice Girls|full Official Chart History”. Official Charts. 2023年1月22日閲覧。