グラパラリーフは、メキシコ原産とされるグラプトペタルム・パラグアエンセ”(Graptopetalum paraguayense)を、食用に品種改良したものである[1]2005年農林水産省に「はりんご」という名称で出願申請され、2009年に品種登録された。

グラパラリーフ(はりんご)
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
: ユキノシタ目 Saxifragales
: ベンケイソウ科 Crassulaceae
: グラプトペタルム属 Graptopetalum
学名
Graptopetalum paraguayense
(N. E. Br.) E. Walther.
和名
グラパラリーフ(はりんご)
グラプトペタルム パラグアイエンセ種
セキレンカ(石蓮花)

元となったグラプトペタルム・パラグアエンセ”(Graptopetalum paraguayense)は、「朧月」という名称がでも呼ばれているが、グラパラリーフは朧月とは違う品種として扱われている[1]

概要 編集

グラパラリーフは商標登録された名称であり、朧月を改良した「はりんご」という名称でも品種登録されている[1]

グラパラリーフは農林水産省のデータベースによると、「朧月」より葉の先端形状が鋭突で、花の模様が異なる事が記載されている。[2]

繁殖力が非常に強く、葉を土の上におくだけで芽をだす[1]常緑植物であり、多年生植物でもある[1]。太くて肉厚で、茎の周りにらせん状に葉がついている。日当たりのよいところを好む[3]は成長が遅くなる[1]。2020年現在日本国内で生産されているのは、千葉県柏市だけである[4]

多肉質の葉は生のまま食用にできる[5][6]。食味は、サクサクした食感でリンゴ酸による酸味がある[5][4]。微量栄養素としてカルシウムマグネシウムが豊富に含まれており、二日酔いや疲労防止に役立つとされる[5]

ギャラリー 編集

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脚注 編集

  1. ^ a b c d e f グラパラリーフ(グラプトぺタルム・パラグアエンセ):旬の野菜百科”. foodslink.jp. 2020年9月4日閲覧。
  2. ^ 品種登録迅速化総合電子化システム”. www.hinshu2.maff.go.jp. 2022年4月19日閲覧。
  3. ^ 栄養豊富なサボテン「グラパラリーフ」の育て方&活用レシピをチェック! (3ページ目) - macaroni”. macaroni [マカロニ]. 2020年9月4日閲覧。
  4. ^ a b パリッと新食感!千葉から全国へ、新顔野菜「グラパラリーフ」”. 株式会社まつの. 2020年9月4日閲覧。
  5. ^ a b c 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編『かしこく選ぶ・おいしく食べる 野菜まるごと事典』成美堂出版、2012年7月10日、61頁。ISBN 978-4-415-30997-2 
  6. ^ グラパラリーフの保存方法や食べ方と写真:旬の野菜百科”. foodslink.jp. 2020年9月4日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集