グランプリ・ロッテルダム

グランプリ・ロッテルダムは、2010年よりIJFワールド柔道ツアーの一環として新設された, グランドスラムに次ぐ位置付けにある柔道の国際大会。

来歴編集

2008年までは「オランダ国際柔道大会」という名称だったが、IJFワールド柔道ツアー導入に伴い改称された。2010年は10月15日から17日の3日間にわたってロッテルダムのアホイ・ロッテルダムで開催された^[1]。 2011年はIJFが大会費用65万ユーロのうち20%の支払いをオランダ政府に求めたものの、それを政府が拒んだために大会が一旦は中止となったが^[2]、その後、アムステルダムで代替開催されることが決まった^[3]。2012年以降大会が開催されていなかったが、2017年よりハーグにおいて6年ぶりに復活することとなった^[4]。なお、開催費用の約95万ユーロ（約1億1600万円）を用意することができなかったため、2019年と2020年に予定されていた大会は中止になった^[5]。

名称の変遷編集

オランダ国際柔道大会( -2008)
グランプリ・ロッテルダム(2010)
グランプリ・アムステルダム(2011)
グランプリ・ハーグ(2017-2018)

優勝者編集

男子編集

年	60 kg級	66 kg級	73 kg級	81 kg級	90 kg級	100 kg級	100 kg超級
2010年	アミラン・パピナシビリ	ミハイル・プリャエフ	ジョアン・ピナ	ギヨーム・エレモント	吉田優也	ヘンク・フロル	立山広喜
2011年	ダワードルジ・トゥムルフレグ	ロク・ドラクシッチ	デックス・エレモント	アラン・シュミット	ティアゴ・カミロ	ヘンク・フロル	アンドレアス・テルツァー
2017年	ベキル・オズル	ヨンドンペレンレイ・バスフー	ナランフー・ハドバータル	イワン・ボロベフ	アレクサンダル・クコル	カズベク・ザンキシエフ	ロイ・メイヤー
2018年	ダシダワー・アマルトゥブシン	バジャ・マルグベラシビリ	ムサ・モグシコフ	イバイロ・イバノフ	アレクサンダル・クコル	ピーター・パルチック	ヤキフ・ハンモ

女子編集

年	48 kg級	52 kg級	57 kg級	63 kg級	70 kg級	78 kg級	78 kg超級
2010年	シャルリーヌ・ファンスニック	ヤーナ・スンドベルグ	佐藤愛子	エリザベト・ウィルボーダス	田知本遥	緒方亜香里	ガルサ・コカチュルク
2011年	シャルリーヌ・ファンスニック	ソラヤ・ハダド	ユリエッタ・ブクバラ	アニカ・ファンエムデン	エディス・ボッシュ	プレブジャルガル・ルハムデグド	マリア・アルテマン
2017年	ダリア・ビロディド	ディストリア・クラスニキ	ノラ・ジャコヴァ	ユール・フランセン	キム・ポリング	フーシェ・ステーンハイス	テシー・サフェルカウルス
2018年	マリナ・チェルニアク	シャルリーヌ・ファンスニック	大辻瑛美	楊俊霞	サリー・コンウェイ	アントニナ・シュメレワ	マリナ・スルツカヤ

各国メダル数編集

順	国・地域	金	銀	銅	計
1	オランダ	12	8	11	31
2	日本	6	3	9	13
3	モンゴル	5	1	8	14
4	ロシア	5	4	7	16
5	ウクライナ	3	1	2	6
6	ベルギー	3	0	4	7
7	ブラジル	2	2	2	6
8	ジョージア	2	2	1	5
9	コソボ	2	1	2	5
10	トルコ	2	0	1	3
11	セルビア	2	0	0	2
12	ドイツ	1	4	13	18
13	フランス	1	3	8	12
14	イギリス	1	3	4	8
15	中国	1	3	2	6
16	スロベニア	1	1	2	4
17	イスラエル	1	1	1	3
18	ベラルーシ	1	1	0	2
19	アルジェリア	1	0	0	1
	ブルガリア	1	0	0	1
	フィンランド	1	0	0	1
	ギリシャ	1	0	0	1
	ポルトガル	1	0	0	1
24	スペイン	0	3	3	6
25	イタリア	0	2	6	8
26	ルーマニア	0	2	2	4
27	カザフスタン	0	2	0	2
	ラトビア	0	2	0	2
	リトアニア	0	2	0	2
30	ポーランド	0	1	3	4
31	スウェーデン	0	1	2	3
32	オーストリア	0	1	0	1
	カメルーン	0	1	0	1
	アラブ首長国連邦	0	1	0	1
35	ハンガリー	0	0	3	3
36	カナダ	0	0	2	2
	イラン	0	0	2	2
	モルドバ	0	0	2	2
	スロバキア	0	0	2	2
40	ボスニア・ヘルツェゴビナ	0	0	1	1
	コロンビア	0	0	1	1
	エジプト	0	0	1	1
	ギニアビサウ	0	0	1	1
	モロッコ	0	0	1	1
	パナマ	0	0	1	1
	アメリカ合衆国	0	0	1	1