グリンブルスティ

北欧神話に登場する猪

グリンブルスティ古ノルド語: Gullinbursti)とは、北欧神話に登場するである。スリーズルグタンニSlíðrugtanni古ノルド語で「恐るべき歯を持つ者」という意味)という別名を持つ。

19世紀にJacques Reichによって描かれたフレイとグリンブルスティ。

黄金に耀く猪で、フレイの乗り物である。水中や空中を、どんな馬よりも早く駆け抜けるといわれている[1]

スノッリのエッダ』第二部『詩語法』によると、ブロックとエイトリ(シンドリ)ロキとの賭けにおいて、ドラウプニルミョルニルと共に作りあげた宝の一つであるという[1]

脚注 編集

  1. ^ a b 谷口訳注 1983年、41-43頁。

参考文献 編集

  • 谷口幸男訳注「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』第43巻特輯号3、広島大学、1983年12月、1-122頁、NAID 40003290104 

関連項目 編集