グロスマン輝石
グロスマン輝石(Grossmanite)は、輝石グループの極めて希少な鉱物である[1]。化学式はCaTi3+AlSiO6である[2]。チタンの含有が支配的である。チスタライト(Ti2O3)とともに、3価のチタンを含む珍しい鉱物である[3]。これ以外の鉱物中のチタンは、ほぼ4価である。グロスマン輝石とチスタライトは、どちらも有名なアエンデ隕石に由来する[1]。輝石グループに属するデービス輝石、エシネアイト、久城輝石のチタンアナログである。
出典 編集
- ^ a b Mindat, Grossmanite, http://www.mindat.org/min-39426.html
- ^ Ma, C., and Rossmann, G.R., 2009: Grossmanite, CaTi3+AlSiO6, a new pyroxene from the Allende meteorite. American Mineralogist 94(10), 1491-1494
- ^ Mindat, Tistarite, http://www.mindat.org/min-38695.html