グーロとは、北スウェーデンに伝わる伝説怪物である。もの凄い大食い怪物である。

特徴 編集

この怪物は、体は大型犬に、顔は山猫に似ているとされている。とりわけ人間の役に立っていて、その太い毛は帽子の材料になり、腸は楽器の弦になり、ひづめは目まいや耳の痛みを抑える薬となった。ところが、この怪物には一つの大きな欠点があった。恐るべき大食らいであった。

対処法 編集

グーロを抑えるためには、オラウス・マグヌスという大司教が伝えた方法によると、「何でもかんでも腹へ詰め込むので、二本の立木のせまい間を通り抜け、力ずくで腹の中を空にしなければならない」のだそうだ。なお、この伝説は、同じく大食らいのクズリから来ているようである。

参考文献 編集

  • 『世界不思議物語』日本リーダーズダイジェスト、1979年、75(全591)頁。 

関連項目 編集

外部リンク 編集