ケイマンブラック

カリブ海の島

ケイマンブラック島英語: Cayman Brac)はカリブ海イギリスケイマン諸島を構成する島のひとつ。グランドケイマン島から北東145Kmに位置する。

ケイマンブラック島
現地名:
Cayman Brac
ケイマンブラック島の地図
ケイマンブラックの位置(中央アメリカ内)
ケイマンブラック
ケイマンブラックの位置(大アンティル諸島内)
ケイマンブラック
地理
場所 カリブ海
座標 北緯19度43分12秒 西経79度48分0秒 / 北緯19.72000度 西経79.80000度 / 19.72000; -79.80000
諸島 ケイマン諸島
面積 36.26 km2 (14.00 sq mi)
長さ 19 km (11.8 mi)
2 km (1.2 mi)
最高標高 43 m (141 ft)
自治区 ケイマン諸島の旗 ケイマン諸島
地区 ケイマンブラック島
最大都市 ウェストエンド
人口統計
人口 2098(2010年時点)
人口密度 58.3 /km2 (151 /sq mi)
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サンゴ礁の面積36.26km2の小島で洞窟が無数に存在する。人口は2010年時点で2,098人。ウェストエンドが島最大の町である。島民は自分達の事をブラッカーズ(Brackers)と呼んでいる。付近のリトルケイマン島はシスター(妹)の島と呼ばれている。

島唯一の空港、ジェラルド・スミス空港があり、グランドケイマン島のオーエン・ロバーツ国際空港が唯一の便である。

1503年クリストファー・コロンブスによりリトルケイマン島と共に発見された。無人島で、亀が居た事から亀を意味するロス・トートゥガスと呼ばれていた。しかし、後に島にある約42mの断崖ブラフ(Bluff)のゲール語読みでブラチ(Brac)から島はケイマンブラチと呼ばれる様になり、それが現在のケイマンブラックに繋がっている。島の最初の住民は海賊や難破船の船員や逃亡奴隷の黒人で、島の本格的な入植は1833年グランドケイマン島のイギリス人のなどを捕獲している漁師で、グランドケイマン島からブラックケイマン島に移り住んだ。それらの島に移り住んだ漁師らはジャマイカキューバの間で、ココナッツや亀の甲羅などを輸出して生活をしていた。1932年に大型ハリケーンが襲来した時、島民は洞窟に避難して助かったが、波で家は流され、死者も出るなど被害をもたらし、人口も1,200人維持していたが激減してしまった。また観光客が訪れる前の1960年代までは島には電気は通っていなかった。

島の南西部の海岸で、単独無寄港世界一周レース参加中に大西洋上で消息を絶ったドナルド・クローハーストがレースで使用していたヨット、テインマス・エレクトロン英語版が打ち捨てられた状態で放置されている。

関連項目 編集