ケビン・シャッケルフォード

アメリカ合衆国の野球選手

ケビン・ラッセル・シャッケルフォードKevin Russell Shackelford, 1989年4月7日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州シャーロット出身のプロ野球選手投手)。右投右打。

ケビン・シャッケルフォード
Kevin Shackelford
2021年4月30日、横浜スタジアムにて
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ノースカロライナ州シャーロット
生年月日 (1989-04-07) 1989年4月7日(35歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト21巡目 (全体639位)
初出場 MLB / 2017年6月29日
NPB / 2021年4月24日
最終出場 NPB / 2021年10月28日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入り前 編集

マーシャル大学英語版在学時は、大学野球英語版マーシャル・サンダリング・ヘード英語版でプレーしていた。大学での最初の2シーズンは捕手としてプレーしていた。

プロ入りとブルワーズ傘下時代 編集

2010年MLBドラフト21巡目(全体639位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、6月17日に契約を結び[1]、プロ入り[2]。その年は、ルーキー級アリゾナリーグ・ブルワーズで13試合に登板し1勝2敗、防御率5.40だった。

2011年はルーキー+級のヘレナ・ブルワーズで15試合に登板、3勝5敗、防御率4.15だった[1]

2012年はA級ミッドウェストリーグウィスコンシン・ティンバーラトラーズでプレーし[1]、ティンバーラトラーズはミッドウェストリーグで優勝した。

2013年はA+級フロリダ・ステートリーグのブレバード・カウンティ・マナティーズとAA級のハンツビル・スターズでプレーした[1]。オフにはアリゾナ・フォールリーグに派遣された。また、11月10日にメジャー契約を結び、40人枠入りした[1]

2014年7月17日にDFA英語版となった[1]。その年もA+級フロリダ・ステートリーグのブレバード・カウンティ・マナティーズとAA級のハンツビル・スターズでプレーした[1]

レッズ時代 編集

2014年9月10日にジョナサン・ブロクストンとのトレードで、バレット・アスティン英語版と共にシンシナティ・レッズへ移籍した[3]

2015年はAA級サザンリーグペンサコーラ・ブルーワフーズで35試合に登板し2勝4敗、防御率3.72だった[1]

2016年11月7日にFAとなった[1]。11月21日にレッズとマイナー契約で再契約を結んだ[1]

2017年6月27日にメジャー契約を結び[1]、29日にMLBデビューを果たした[1]。6月30日にオプションでマイナーに降格した[1]。同年シーズンは26試合に登板し0勝0敗、防御率4.70だった[1]

2018年は5試合に登板し0勝1敗、防御率7.88[1]。その後、6月5日にFAとなった[1]。同月には右肘のトミー・ジョン手術を受けている[4]

2019年2020年シーズン中は所属球団がなかった[4]

DeNA時代 編集

2020年11月21日に横浜DeNAベイスターズ育成選手契約を結んだ[5]背番号049。登録名9文字は埼玉西武ライオンズに所属するコーリー・スパンジェンバーグと並び歴代最長となる。同年の夏にアメリカにて入団テストを受けた上での育成契約だった[6][7]

2021年4月23日にベイスターズと支配下登録を結び[7]、背番号は49となった。この契約は新型コロナ禍による育成外国人の支配下登録期限延長の特例措置が適用される形となった[8]。翌4月24日の阪神タイガース戦で7回裏にNPB初登板を果たした[9]。シーズン32試合に登板し、1勝0敗1セーブ4ホールド、防御率5.17を記録[10]。12月2日に自由契約選手として公示され[11]、2022年1月21日に退団することが球団より発表された[10]

選手としての特徴・人物 編集

最速156km/hのストレートと鋭く落ちるスライダーを投げる[12][7][9]

愛称は「シャック[13]

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2017 CIN 26 0 0 0 0 0 0 0 3 .000 135 30.2 30 6 13 0 3 38 1 0 16 16 4.70 1.40
2018 5 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 41 8.0 13 0 4 1 1 7 1 0 8 7 7.88 2.13
2021 DeNA 32 0 0 0 0 1 0 1 4 1.000 141 31.1 28 3 16 0 5 34 4 0 19 18 5.17 1.40
MLB:2年 31 0 0 0 0 0 1 0 3 .000 176 38.2 43 6 17 1 4 45 2 0 24 23 5.35 1.55
NPB:1年 32 0 0 0 0 1 0 1 4 1.000 141 31.1 28 3 16 0 5 34 4 0 19 18 5.17 1.40
  • 2021年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録 編集

NPB 編集

初記録

背番号 編集

  • 41(2017年6月27日 - 2018年6月5日)
  • 049(2021年 - 同年4月22日)
  • 49(2021年4月23日 - 同年終了)

登場曲 編集

  • 『Mother』Danzig(2021年 - )

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p MLB公式プロフィール参照。
  2. ^ “Former Herd star Shackelford to play in Japan”. The Herald-Dispatch. (2020年11月23日). https://www.herald-dispatch.com/sports/former-herd-star-shackelford-to-play-in-japan/article_e8e55e3c-e0c6-52db-aefc-b0feade3e464.html 2021年3月23日閲覧。 
  3. ^ Reds get two pitchers to cap Broxton trade” (英語). ESPN.com (2014年9月11日). 2021年3月23日閲覧。
  4. ^ a b “横浜DeNA、シャッケルフォード投手を育成契約で獲得”. 神奈川新聞. (2020年11月21日). https://www.kanaloco.jp/sports/baseball/baystars/article-310742.html 2021年3月27日閲覧。 
  5. ^ DeNA、TJ手術明けのシャッケルフォードと育成契約 196センチの長身右腕”. BASEBALL KING (2020年11月21日). 2021年3月23日閲覧。
  6. ^ “【DeNA】シャッケルフォードが支配下登録へ 最速156キロ右腕に救世主の期待、イチローから空三振も”. スポーツ報知. (2021年4月23日). https://hochi.news/articles/20210423-OHT1T50005.html?page=1 2021年5月18日閲覧。 
  7. ^ a b c “DeNAシャッケルフォード支配下登録「ワクワク」18年イチローから三振”. 日刊スポーツ. (2021年4月23日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202104230000253.html 2021年4月23日閲覧。 
  8. ^ “NPB、育成外国人選手 支配下登録期限7月末までに延長へ 今季限りの特例措置”. スポニチ. (2021年3月24日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/03/24/kiji/20210324s00001173170000c.html 2021年5月17日閲覧。 
  9. ^ a b 最速154キロ!DeNAシャッケルフォード初登板 1回を無安打無失点”. 日刊スポーツ (2021年4月24日). 2021年4月24日閲覧。
  10. ^ a b DeNA、シャッケルフォードと今季契約せず 昨季32試合で1勝0敗”. 日刊スポーツ (2022年1月21日). 2022年1月22日閲覧。
  11. ^ プロ野球・今年は144人が自由契約に…西川遥輝、陽岱鋼ら保留者名簿外れる”. BASEBALL KING (2021年12月2日). 2022年1月22日閲覧。
  12. ^ DeNAがシャッケルフォードを支配下登録「向かっていく投球を見せたい」”. BASEBALL KING (2021年4月23日). 2021年5月17日閲覧。
  13. ^ 【DeNA】シャッケルフォードが来日初勝利、三浦大輔監督も絶賛「リリーフ陣の厚みがより一層増す」”. スポーツ報知 (2021年7月6日). 2021年10月19日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集