ケマンソウ(学名 Lamprocapnos spectabilis)はケマンソウ亜科の多年草。観賞用によく栽培され、花色は桃色のほかに白がある。別名タイツリソウともいう。ケマンは仏具の華鬘から。

ケマンソウ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: キンポウゲ目 Ranunculales
: ケシ科 Papaveraceae
亜科 : ケマンソウ亜科 Fumarioideae
: ケマンソウ属 Lamprocapnos
: ケマンソウ L. spectabilis
学名
Lamprocapnos spectabilis (L.) Fukuhara[1]
シノニム
  • Dicentra spectabilis (L.) Lem.
  • Fumaria spectabilis L.
和名
ケマンソウ
タイツリソウ(鯛釣草)
英名
Bleeding Heart

特徴 編集

草丈は30-60cm程になり、葉が緑白色を帯びる。2回3出羽状複葉で小葉は細裂する。 花期は4-6月で、斜めに伸びた総状花序コマクサに似たハート型の花を付ける。花茎はアーチ状に湾曲する。花茎一本に花が最大で15輪ほど釣り下がって咲き、あたかも鯛が釣竿にぶら下がっているように見えるため、「タイツリソウ」の名が付いた。9月ごろに地上部が枯れて休眠に入る。株分けで増やすことが出来る。

毒性 編集

全草、特に根茎と葉にビククリンプロトピンなどを含む。誤食した場合、嘔吐・下痢・呼吸不全・心臓麻痺などを引き起こす。

 

脚注 編集

  1. ^ Lamprocapnos spectabilis in ThePlantList”. 2014年10月31日閲覧。