ケンブリッジ・イノベーション・センター

ケンブリッジ・イノベーション・センター(Cambridge Innovation Center)は、アメリカ合衆国の不動産サービス企業であり、同社は「アントレプレナーのコミュニティー」と掲げている。ケンブリッジ・イノベーション・センターは1999年にマサチューセッツ工科大学の卒業生であるティモシー・ロウとアンドリュー・オルムステッドによって設立された。

ケンブリッジ・イノベーション・センター
Cambridge Innovation Center (CIC)
種類 非公開会社
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
マサチューセッツ州ケンブリッジ
設立 1999年
業種 イノベーション空間
代表者 ティモシー・ロウ(最高経営責任者
従業員数 100 +
関係する人物 ティモシー・ロウ(最高経営責任者)
ジェフ・マムレット(取締役)
外部リンク http://cic.us/
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経済における位置づけ 編集

“テクノロジーとイノベーションが我々の将来に不可欠だというのなら、ケンブリッジ・イノベーション・センターはその中心となるだろう。最新の研究施設を有するマサチューセッツ工科大学に近いケンドールスクエアにケンブリッジ・イノベーション・センターがあることがそれを物語っている。”

- ボストン・グローブ紙 ロブ・ウェイズマン[1]

歴史 編集

ケンブリッジ・イノベーション・センターは1999年にケンドールスクエアの238 Main Street(この住所はマサチューセッツ工科大学の財務課の所在地でもある。)で創業された。2001年の4月には向かいの1 Broadwayにおいて18,000平方フィート (1,700 m2) まで面積を広げた。この新しいオフィスのデザインはボストン建築家協会から2000年優秀デザイン賞を受賞している[2] 。その後もケンブリッジ・イノベーション・センターは成長を続け、2004年までに面積は増倍し71,000平方フィート (6,600 m2) までになり、入居する企業も75社となった[3]

日本 編集

CIC Tokyo 編集

2020年2月、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー15階・16階(約6,000m2)に同年7月、CIC Tokyo開設予定を発表した[4]

CIC Fukuoka 編集

2023年12月、建設中の新福岡ビル(仮名)の7階 (約3,500m2) に入居し、2025年春にCIC Fukuoka開設予定を西日本鉄道と共同で発表した[5]

ケンブリッジ・イノベーション・センターに入居した有名な企業 編集

"この街にある素晴らしいスタートアップのうち、驚くほど多くの企業がこの場所から始まった。”

- ボストン・グローブ紙 イノベーション経済記者・コラムニスト スコット・キルスナー[6]

  • グーグルはニュー・イングランド本社をケンブリッジ・イノベーション・センターに2005年に立ち上げた。最初にこのオフィスで働き始めたのはAndroidの共同創始者のリッチ・マイナーである。グーグルのこのオフィスはおよそ175名まで成長すると、ケンブリッジ・イノベーション・センターに収まらなくなり、1ブロック離れた場所に移った[7]
  • 後にヤフーの子会社となり同社のケンブリッジ市における拠点となったマーヴェン・テクノロジーズもケンブリッジ・イノベーション・センターから始まった。
  • グレート・ポイント・エナジー[8] はケンブリッジ・イノベーション・センターに入居している2007年に、同社の石炭ガス化技術に対して1.03億米ドルの投資を受けた。この投資は当時のクリーンエネルギー技術に対する投資の中で最も大きなものの一つであった[9]

脚注 編集

外部リンク 編集