ゲッツ・オットーGötz Otto1967年10月15日–)は、ドイツ俳優

ゲッツ・オットー
Götz Otto
Götz Otto
オットー(2015年)
生年月日 (1967-10-15) 1967年10月15日(56歳)
出生地 西ドイツの旗 西ドイツ ヘッセン州ディーツェンバッハ
身長 196cm
職業 俳優
ジャンル 舞台テレビドラマ映画
活動期間 1991年 -
配偶者 あり
主な作品
007 トゥモロー・ネバー・ダイ
ヒトラー 〜最期の12日間〜
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来歴 編集

西ドイツ(当時)のヘッセン州ディーツェンバッハに生まれる。両親は同地でパン屋を営む。オッフェンバッハの学校でアビトゥーア合格後にグラーツ音楽・芸術大学とミュンヘンのオットー・ファルケンベルク学院で学ぶ。1991年にベルリンのシラー劇場で出演。在学中からシラー劇場やミュンヘン室内劇場の舞台に出演していた。1993年から1995年までミュンヘンのレジデンツ劇場に属し、テレビや映画への出演を始める。

国際的には1997年の映画『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』での敵役で知られるようになった。オーディションの際、20秒の自己紹介時間を与えられたのに対して「私は(身体が)大きく、悪人顔、坊主刈りで、ドイツ人です。これで5秒、残りの時間は不要」と自己紹介したことにより、この役を得たのだという[1]。この時に坊主刈りだったのは偶然で、テレビ番組の役作りのために短くしていた。

その後も『ヒトラー 〜最期の12日間〜』など、内外の映画出演が続いている。またドイツ国内でのテレビでは、アクションからメロドラマ、コメディーなど幅広い分野のドラマや娯楽番組に出演している。2008年には再び舞台にも出演した。外国映画のドイツ語吹き替えや書籍朗読もしている。

身長196cmという長身で、『ヒトラー 〜最期の12日間〜』でヒトラーに忠実でありながら荒廃する周囲の心に戸惑いを見せる副官のオットー・ギュンシェを演じるにはまさに最適だった(ギュンシェは2m近く、すらりとした人物であった)。

プライベート 編集

夫人との間に一男三女があり、ミュンヘンに居住している。

主な出演作品 編集

(主要な日本公開作品のみ)

公開年 邦題
原題
役名 備考
1993 シンドラーのリスト
Schindler's List
Plaszow SS Guard
1997 007 トゥモロー・ネバー・ダイ
Tomorrow Never Dies
スタンパー
1998 ニューヨーク大地震
Earthquake in New York
エリック・ステッドマン刑事 テレビ映画
ベオウルフ
Beowulf
ローランド
1999 ホテル背徳蘭
Der Voyeur
Curt Rinneberg テレビ映画
2000 ブル・ドッグ 人質救出作
Gunblast Vodka
アベル
Marlene ゲイリー・クーパー
2001 アッシャ 洞窟の女
She
アッチラ
トゥームハンター
High Adventure
Sarkhan
2003 ディープ・フリーズ
Deep Freeze
ネルソン
2004 ヒトラー 〜最期の12日間〜
Der Untergang
オットー・ギュンシェ
ニーベルングの指環
Ring of the Nibelungs
King Thorkwin テレビ映画
2005 ザ・クラウン 炎のリベンジャー
Der Clown
Zorbek
1200℃ ~ファイヤー・ストーム~
Der Todestunnel - Nur die Wahrheit zählt
ロマン テレビ映画
2008 U-900
U-900
Oberleutnant Von Stetten
2012 アイアン・スカイ
Iron Sky
クラウス・アドラー
ふたりのアトリエ〜ある彫刻家とモデル
El artista y la modelo
ワーナー
2013 伝説の17番
Легенда №17
フィル・エスポジト

外部リンク 編集