コンテンツ文化研究会
コンテンツ文化研究会(コンテンツぶんかけんきゅうかい)とは日本の市民団体である。表現の自由に関する問題を中心に扱う。法人格を持たない任意団体である。代表は杉野直也。
沿革
2008年11月に正式発足。創作物の規制/単純所持規制に反対する請願署名市民有志に参加したメンバーの一部により組織された。 毎日新聞の報道によれば、ゲームのデザイナーやシナリオライターで作られているとしている[1]。
主な活動
表現規制に反対する立場から児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の改正問題や、東京都青少年の健全な育成に関する条例改正問題などに関して勉強会やイベントの開催や政治家へのロビー活動などを行なっている[2]。
2009年12月に開催されたコミックマーケットにて「保坂展人と語る、マンガ規制・ネット規制の今」の模様を収めた同人誌を頒布し、2010年5月4日に開催されたコミティアでも再版された。
ホームページ上に口座番号を公開し、活動費の寄付を募っている。
- 2009年4月4日、杉並区内にある衆議院議員(当時)保坂展人の事務所内で「保坂展人と語る、マンガ規制・ネット規制の今」と題するイベントを開催した。
- 「創」2009年8月号に杉野が『「レイプレイ」事件で進むゲーム規制の動き』という記事を寄稿した。
- 2009年11月19日には、民主党所属の都議会議員(以下「都議」と表記)である西沢圭太、淺野克彦両名の立ち会いの下、一般社団法人連絡網AMIと共同で東京都青少年・治安対策本部青少年課に対し、東京都青少年健全育成条例改正に際して過剰な規制を行わないよう要望書を提出した。
- 2010年2月18日には、衆議院議員城内実の国会事務所で児童ポルノ法改正案について説明を行った[3]。
- 2010年2月24日には、衆議院第二議員会館で『児童ポルノ禁止法の慎重な改正論議を求める院内集会』を開催した。なお、この院内集会では田島泰彦、森川嘉一郎、杉浦ひとみが登壇した。
- 2010年3月7日には、中野区内で都議の西沢と吉田康一郎を招き、東京都青少年の健全な育成に関する条例の改正問題に関する集会を開催した。
- 2010年3月15日には、都議会民主党の総務部会にGoogle・DeNA両社の担当者や藤川大祐らと共に招聘され、意見陳述を行った[4]。また藤本由香里、里中満智子、永井豪、ちばてつや、竹宮惠子、呉智英、宮台真司、森川嘉一郎らが参加した『東京都による青少年健全育成条例改正案と『非実在青少年』規制を考える。』集会にて協力を行った[5][6]。
- 2010年4月23日に民主党の都議である松下玲子と協力し、武蔵野公会堂で東京都青少年健全育成条例改正問題についての報告会を行った。なお、この報告会には山口貴士がゲストとして参加した[7]。
- 2010年4月24日に、東京中央日本語学院で開催された『どうする表現規制、民主主義の使い方を考えよう』にて協力を行った。このイベントには保坂、藤本が登壇している。
- 2010年4月29日には杉野が東京ビッグサイトにて開催された同人誌即売会COMIC1の終了後に行われたトークショーに、山口、同人誌即売会連絡会の坂田文彦と共に招かれ意見を述べた[8]。
- 2010年5月17日に豊島公会堂で開催されたシンポジウム、『どうする!? どうなる?都条例――非実在青少年とケータイ規制を考える』に協力を行ない、カンパ箱を設置してカンパを募った。またこの集会では、山口、藤本、田島、宮台、竹宮、山本直樹、河合幹雄、日本書籍出版協会の西谷隆行、出版労連副委員長の前田能成、全国同人誌即売会連絡会の中村公彦、EMA (モバイルコンテンツ審査運用監視機構)の岸原孝昌、民主党都議会議員の西沢、吉田、松下、栗下善行、鈴木勝博、同党参議院議員の谷岡郁子らが意見を述べた[9][10]。
- 2010年5月23日には、杉並区内で開催された自治市民'93主催の「よくわかる"青少年健全育成"入門」に参与の吉田武史が講師として招かれ、講演を行った[11]。
- 2010年5月30日に、千代田区民主党支部主催の「5月30日開催!都条例改正問題最前線!!」[12]にて協力を行った。秋葉原駅での街頭演説会には、主催の栗下に加えて淺野、西沢、吉田の各都議と千代田区区議会議員の小林たかやが参加した。その後千代田区立内幸町ホールにて開催された「議員、有識者が激論!青少年健全育成条例改正問題最前線!」には、国会議員の立場から民主党の衆院議員である海江田万里と山花郁夫、同党の参院議員である小川敏夫と蓮舫が、有識者の立場からは山口、翻訳家のダニエル兼光らが意見を述べた。また伊藤正樹、松下、淺野、西沢、栗下の各都議らがパネルディスカッションを行った。他にも、里中、民主党衆院議員の高橋昭一、宮崎岳志と同党参院議員の松浦大悟が意見を寄せた。
- 2010年11月13日には、文京シビックホールにて、『実在青少年問題を考える-私達に何ができるのか?-』を開催した。この集会では、社会福祉法人カリヨン子どもセンター評議員の角南和子弁護士が実際の被害児童の保護やシェルターについて意見を述べた。また、この集会には民主党参議院議員の松浦大悟から意見が寄せられた。
- 2010年11月21日には、民主党の中谷一馬神奈川県議会議員候補の事務所に漫画家の岸田ましかと訪れ、創作物の規制について意見交換をした後、岸田が、中谷のビラを漫画にて執筆することを請け負った[13]。
- 2010年11月24日には、都議会民主党の大沢昇幹事長、酒井大史政調会長、日本共産党東京都議会議員団、無所属の福士敬子都議会議員に東京都青少年健全育成条例改正案に対する意見書を提出した。
- 2010年12月6日には、中野ZEROホールにて、「『非実在青少年規制』改メ『非実在犯罪規制』へ、都条例改正案の問題点は払拭されたのか?」の開催協力を行い、カンパ箱を用意し、カンパを募った。この集会は、藤本、山口の二人が主催し、河合幹雄、日本マンガ学会会長の呉智英、元週刊プレイボーイ編集長の鈴木力、漫画家のとりみき、樹崎聖、作家の山本弘、水戸 泉、翻訳家のダニエル兼光真、日本書籍出版協会の西谷隆行、衆議院議員の城内実、宮崎岳志、民主党都議会議員の浅野克彦、吉田康一郎、共産党都議会議員の吉田信夫、前衆議院議員の保坂展人が参加し、意見を述べた。さらに、海江田万里経済財政担当大臣、民主党衆議院議員の高橋昭一、同党参議院議員の谷岡郁子、有田芳生がこの集会に対し意見を寄せた。また、この集会は、ニコニコ生放送にて中継された。[14]なおこの集会で述べた漫画家のとりみきの主張が、『創』2011年5・6月合併号に掲載されている。[15]
- 2010年12月12日には、ニコニコ生放送にて、「2010年12月都条例を考える有志の会」主催の討論番組「採決直前!都青少年育成条例改正案・最後の主張」[16]。の中継に協力した。この生放送には、民主党参議院議員の有田芳生 、同党都議会議員の浅野克彦 、漫画家の環望、同じく漫画家のあさりよしとお、官能小説家の開田あや、翻訳家の兼光ダニエル真、フリーランス記者の長岡義幸 、進行役としてジャーナリストの昼間たかしが参加した。
- 2011年1月31日に、毎日新聞の記事、『都青少年健全育成条例改正:性描写規制、「つぶやき」うねりに 角川書店社長に聞く』中にコメントが掲載された。[18]
- 2011年6月28日に、うぐいすリボン、表現規制を考える関西の会と共同で、民主党児童ポルノ法検討ワーキングチーム座長辻恵衆議院議員、同事務局長山尾志桜里衆議院議員に、実在の児童の人権保護と表現の自由へ配慮した議論を行うよう、要望書を提出した。
- 2011年7月5日に開かれた、民主党児童ポルノ禁止法検討ワーキングチームで、児童ポルノ禁止法改正の議論に関係する資料をワーキングチーム座長辻恵衆議院議員から、関係省庁に要望し、提出させる事が決定した。[19]その際、ツイッター上で、ワーキングチームより、省庁に提出させる資料の要望について、意見募集が行われ、そのとりまとめを行った。[20]
- 2011年7月15日に、民主党陳情要請対応本部副本部長大河原雅子参議院議員に、児童ポルノ禁止法改正の際には、実在の児童の人権保護と表現の自由へ配慮した議論を行うよう要望書を提出した。
- 2011年7月24日に、セシオン杉並にて、「コンテンツ文化研究会・おたぱっくQB共催 東日本大震災・支援活動報告会」を共催した。コメンテーターとして、広報の小泉秀輔、おたぱっくQB代表の山本夜羽音が登壇した。また、渉外担当の海老名剛が司会を行った。当日は、民主党の吉田康一郎都議会議員、減税日本の長瀬達也区議会議員、社民党の市来とも子区議会議員が来場し、意見を述べた。また、海江田万里経済産業大臣、吉田泉財務大臣政務官、民主党の宮崎岳志衆議院議員、金子洋一参議院議員が意見を寄せた。
- 2011年8月25日に、参議院議員会館にて「児童ポルノ禁止法改正を考える院内集会 」を開催した。田島泰彦上智大学文学部新聞学科教授、坪井節子弁護士・カリヨン子どもセンター理事長、立石聡明日本インターネットプロバイダー協会副会長の三名が登壇した[21][22]。また、当日は民主党衆議院議員の高井美穂、本多平直、宮崎岳志、日本共産党参議院議員の井上哲士、民主党中野区議会議員の森隆之が来場し、意見を述べた。同集会は、みんなの党参議院議員の川田龍平の協力により開催された事が主催者より述べられている。
- 2011年11月12日に、文京シビックホールにて、「コミコン・インターナショナル2011:コミックアートカンファレンス講演報告会」を開催した。翻訳家の兼光ダニエル真、明治大学国際日本学部准教授の藤本由香里、弁護士の山口貴士が講演を行った。当日は、民主党都議会議員の淺野克彦、栗下善行、みんなの党衆議院東京第5区支部長の三谷英弘が来場し意見を述べた。また、民主党衆議院議員の山花郁夫、宮崎岳志、同党都議会議員の西沢圭太が意見を寄せた。
- 2011年12月29日、コミックマーケット81にて、コミックマーケット準備会が発行した冊子『COMIKET PRESS 35 「特集 どうする・どうなる?東京都青少年条例」』に、代表の杉野が「同人誌・商業誌の世界に影響を与えうる法令・行政の動き」という記事を寄稿した。
出典・脚注
- ^ 都青少年健全育成条例:改正案 漫画、ゲームなど性描写の規制強化 - 毎日jp
- ^ 「ミクシィ、ツイッターで拡大 漫画の性描写規制案」朝日新聞2010年3月25日
- ^ ★活動報告★2月18日(木) - 城内 実(きうちみのる) オフィシャルサイト
- ^ 野上ゆきえ: 青少年健全育成条例改正案について、民主党総務部会で1 ... - Twitter
- ^ 「文化が滅びる」――都条例「非実在青少年」にちばてつやさん、永井豪さんら危機感 - ITmedia News
- ^ 「ミクシィ、ツイッターで拡大 漫画の性描写規制案」朝日新聞2010年3月25日
- ^ 松下玲子民主党都議会議員HP『今日の一言』2010年6月18日
- ^ COMIC1準備会日記 2010年4月17日
- ^ 山口弁護士大いに語る『どうする!? どうなる? 都条例――非実在青少年とケータイ規制を考える』
- ^ どうする!? どうなる? 都条例――非実在青少年とケータイ規制を考える イベント実況
- ^ 福士敬子の日記 2010年5月25日
- ^ くりした善行民主党都議会議員HP『5月30日開催!!都条例改正問題 最前線』
- ^ 創作物 - 中谷一馬 オフィシャルブログ「おもしろき事もなき世をおもしろく」
- ^ ニコニコ生放送「『非実在青少年規制』改メ『非実在犯罪規制』へ、都条例改正案の問題点は払拭されたのか?」
- ^ 創 2011年5・6月合併号『◆ギャグマンガ家として敢えて言う! 表現規制問題について思うこと とり・みき』
- ^ 採決直前!都青少年育成条例改正案・最後の主張
- ^ マンガになりました。。。 - 中谷一馬 オフィシャルブログ「おもしろき事もなき世をおもしろく」
- ^ 角川書店社長に聞く』- 毎日jp
- ^ 宮崎タケシ:例のWT、最後に座長が「必要なデータや資料は私の方でまとめて省庁からWTに提出させるので、遠慮なく申し出て」... - - Twitter
- ^ 宮崎タケシ:改正案に関連し、皆さんが必要と考え省庁から取り寄せたい資料・データ等あれば、当事務所から法務の例のWT座長に要望しますので提案してください」... - - Twitter
- ^ 『マンガ・アニメの未来はどうなる? またまた浮上した児童ポルノ法改定問題の行方』サイゾー2011年8月31日
- ^ 『児童ポルノ禁止法改正のゆくえ――表現規制危惧する院内集会』週刊金曜日2011年9月16日
関連項目
- 山口貴士
- AMI (非政府組織)
- 創作物の規制/単純所持規制に反対する請願署名市民有志
外部リンク
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