コンドルとは、ゴルフ競技で規定打数から4打少なくホールを終了した場合のことで、「ダブルアルバトロス」や「トリプルイーグル」とも言う[1][2]

解説 編集

コンドルの名は他のゴルフ用語と同様に鳥類のコンドルに由来している。コンドルの達成にはロングホール(パー5)でホールインワンすることや、珍しいパー6やパー7のコースでそれぞれ2打や3打でホールアウトすることが求められ、長きにわたって空想上の産物であったが、近年のゴルフ用具の進歩に伴って実際に数回記録されている。

しかしながら現代の用具をもってしても500ヤード以上の飛距離を記録できるプレイヤーはごく限られている。このため、実際に記録された例は、フェアウェイが大きく湾曲したドッグレッグや馬蹄形などのコースでショートカットを狙う場合や、標高が高い場所で空気が薄く空気抵抗が少ないといった、特殊な条件に恵まれたものである[1][2]

コンドルより1打少ない打数でカップインすると、オーストリッチ(ダチョウに由来)と呼ばれるが、パー5以下では達成することはできないため見られることはまれである。

コンドルの例 編集

これまでに4例が知られている。2013年現在、プロゴルフトーナメント中の達成例はない。

脚注 編集

  1. ^ a b "Condor", GolfToday.co.uk, 2010, webpage (dated October 2008): GT-condor.
  2. ^ a b c Kelley, Brent. “Has There Ever Been a Hole-in-One on a Par-5 Hole?”. About.com Golf. 2018年12月7日閲覧。 “One was even recorded with a 3-iron! That one was made by Shaun Lynch, playing at Teign Valley Golf Club in Christow, England, in 1995, on the 496-yard No. 17. According to a 2004 article in Golf World magazine, Lynch aimed straight toward the green on a horseshoe par-5, clearing a 20-foot-high hedge, then hitting a downslope on the other side. The downslope carried his ball to the green and into the cup.”
  3. ^ Holtz, Randy (2004年7月3日). “Mystery of the 517-yard ace Mike Crean's Hole-in-One is registered as a U.S.Record. But even he wonders if it really happened.”. Rocky Mountain News (Denver, CO)  HighBeam Research/Cengage Learning

関連項目 編集