サアド・アル=アブドゥッラー・アッ=サバーハ

サアド・アル=アブドゥッラー・アッ=サーリム・アッ=サバーハアラビア語: سعد العبد الله السالم الصباح‎, ラテン文字転写: Saʿd al-ʿAbd Allāh as-Sālim as-Sabāh1930年 - 2008年5月13日)は第14代クウェート首長(在位:2006年1月15日 - 2006年1月24日)、サバーハ家当主。父はアブドゥッラー3世従兄弟にジャービル・ビン・アリー・アッ=サバーハ[1]、ラチファ・ビン・ファハド=アッ・サバーハ[2]らがいる。

サアド
سعد
クウェート首長
サアド・アッ=サバーハ(1991年)
在位 2006年1月15日 - 1月24日

全名 سعد العبد الله السالم الصباح
サアド・アル=アブドゥッラー・アッ=サーリム・アッ=サバーハ
出生 1930年
クウェートクウェート市
死去 2008年5月13日
クウェートの旗 クウェートクウェート市
配偶者 ラティーファ・アル=ファハド・アッ=サバーハ
子女
家名 サバーハ家サーリム家系
父親 アブドゥッラー3世
母親 ジャミリア
宗教 イスラム教スンナ派
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生涯 編集

1977年に慣例通りはとこにあたるジャービル家系のジャービル3世の太子兼首相になり、2006年、ジャービル3世の薨去により首長位を継承した。しかし、即位時には既に重病で、継承法の規定により議会に対し内閣から首長交代の要請がなされ、議会の全会一致で廃位された。サアド首長側は即位式まで待つよう要請したが、聞き入れられなかった。ジャービル3世の弟で首相兼太子のサバーハが首長位を継承した。2008年78歳で薨去。

脚注 編集

  1. ^ 2002年当時のクウェート国際石油投資会長
  2. ^ 2002年当時の国際海洋石油会長

参考文献 編集

  • 広瀬隆『世界石油戦争』NHK出版、2002年6月30日