サイイド・アフマド・ハーン

サイイド・アフマド・ハーン(Sayyid Ahmad Khan, 1817年10月7日 - 1898年3月27日)は、インドムスリム思想家。クルアーンのみをイスラム教における宗教的権威とみなす、クルアーン主義者である。

サイイド・アフマド・ハーン

生涯 編集

 
サイイド・アフマド・ハーン

1817年10月7日ムガル帝国の首都デリー生まれた。彼の家系はムガル帝国に仕える貴族の家系であった。

1857年にインド大反乱が勃発すると、イギリス東インド会社の官吏らを助けた。反乱鎮圧後は乱の原因に関して考察している。

1875年アリーガルにムハンマダン・アングロ・オリエンタル・カレッジ(Mohammedan Anglo Oriental College、のちのアリーガル・ムスリム大学)を設立した。

1898年3月27日、アリーガルで死亡した。

出典 編集

参考文献 編集

  • フランシス・ロビンソン 著、月森左知 訳『ムガル皇帝歴代誌 インド、イラン、中央アジアのイスラーム諸王国の興亡(1206年 - 1925年)』創元社、2009年。 
  • バーバラ・D・メトカーフ、トーマス・D・メトカーフ 著、河野肇 訳『ケンブリッジ版世界各国史 インドの歴史』創士社、2009年。 

関連項目 編集