サイレン科
サイレン科(サイレンか、Sirenidae)は、両生綱有尾目に属する科。現生種は5種知られている。
サイレン科 | ||||||||||||||||||||||||
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グレーターサイレン Siren lacertina
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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分布 編集
形態 編集
最大種はグレーターサイレンで全長50-97.8cm。最小種はドワーフサイレンで全長10-25cm。体形は細長い。
瞼がない。成体でも外鰓が消失しない。前肢があるが、後肢は腰帯も含めてない。
側線が発達しており、それで餌となる水生無脊椎動物や魚を探す。前顎骨歯を欠き、かわりに角質のくちばしを持つ。口蓋歯はある。左右同じサイズの肺を獲得する。肺胞はない。両生類としては例外的に心臓の心室を分離する壁がある。
分類 編集
- ドワーフサイレン属 Pseudobranchus
- Pseudobranchus striatus ドワーフサイレン(キタヌマサイレン)
- Pseudobranchus axanthus ミナミヌマサイレン
- サイレン属 Siren
- Siren intermedia レッサーサイレン
- Siren lacertina グレーターサイレン(サイレン・オオサイレン)
- Siren reticulata
絶滅した分類群 編集
- ハブロサウルス属 Habrosaurus
生態 編集
河川や池沼などに生息し、底質が泥で水生植物が繁茂した環境を好む。完全水棲。外敵に掴まれると鳴くこともある。水が干上がると泥で繭を作り夏眠することで知られる。
食性は動物食ないし雑食で、昆虫類、甲殻類、貝類、水草などを食べる。
繁殖形態は卵生。体外受精を行うと考えられている。
人間との関係 編集
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通量は少ない。