サッカーコスタリカ代表

コスタリカの男子サッカーナショナルチーム

サッカーコスタリカ代表(サッカーコスタリカだいひょう、スペイン語: Selección nacional de fútbol de Costa Rica)は、コスタリカサッカー連盟英語版によって構成されるコスタリカサッカーナショナルチームである。ホームスタジアムは、首都サンホセにあるエスタディオ・ナシオナル・デ・コスタリカ

サッカーコスタリカ代表
国または地域 コスタリカの旗 コスタリカ
協会 コスタリカサッカー連盟英語版
愛称 Los Ticos (The Ticos)
La Sele (The Selection)
La Tricolor (The Tricolor)
監督 アルゼンチンの旗 クラウディオ・ビバス英語版
最多出場選手 セルソ・ボルヘス(163試合)
最多得点選手 ロランド・フォンセカ英語版(47得点)
ホームカラー
アウェイカラー
初の国際試合 1921年9月14日エルサルバドル
7-0
最大差勝利試合 1946年12月10日プエルトリコ
12-0
最大差敗戦試合
 メキシコ 7–0 コスタリカ 
メキシコシティメキシコ〉、1975年8月17日)
 スペイン 7–0 コスタリカ 
ドーハカタール〉、2022年11月23日)
FIFAワールドカップ
出場回数 6回(初出場は1990
最高成績 ベスト8 (2014)
CONCACAFゴールドカップ
出場回数 16回
最高成績 準優勝 (2002)
コパ・セントロアメリカーナ
出場回数 14回
最高成績 優勝 (1991, 1997, 1999, 2003, 2005, 2007, 2013, 2014)
コパ・アメリカ
出場回数 5回
最高成績 ベスト8 (2001, 2004)

歴史 編集

 
2014 FIFAワールドカップにて、ウルグアイ戦の勝利を喜ぶコスタリカ代表の選手たち。

コスタリカ代表はFIFAワールドカップには1990年イタリア大会で初出場を果たし、グループリーグを2勝1敗の2位で通過してベスト16へ進出した。

2014年ブラジル大会ではコスタリカの他、3か国が優勝経験を持つ「死の組グループDに入ったものの、初戦のウルグアイ戦では前半に与えたPKエディンソン・カバーニに決められ先制されながらも、後半3得点を挙げ逆転勝利した。続く2戦目のイタリア戦では前半終了間際にブライアン・ルイスが挙げた1点を守り切り、D組突破一番乗りを決めた[1]。3戦目のイングランド戦では0-0で引き分け、最終的にグループリーグ1位で決勝トーナメントに進出した。ラウンドオブ16のギリシャ戦では延長引き分けPK戦の末、初のベスト8に進出した。準々決勝のオランダ戦ではまたしても延長で決着がつかず、引き分けでPK戦となったが2人が止められ、結局は無敗(2勝3分)のまま大会から姿を消した。

2018年ロシア大会ではブラジルスイスセルビアと同じグループEに入った。初戦のセルビア戦では0-1、2戦目のブラジル戦では0-2で連敗を喫した。3戦目のスイス戦では2-2で引き分け、0勝2敗1分の4位でグループリーグ敗退となり、2大会連続の決勝トーナメント進出はならなかった。

2022年カタール大会では大陸間プレーオフニュージーランドを1-0で下し出場32カ国中、最後に出場を決めた。本大会ではグループEに入り、スペインドイツ日本と同じ組に入った。初戦のスペイン戦ではダニ・オルモに先制ゴールを奪われるなど次々に失点を重ね、さらにはシュートを1本も打てないまま0-7と歴史的大敗を喫した[2]。過去に4回対戦して未だ勝利したことがなかった日本戦では、終始攻め込まれ続けながらもケイロル・ナバスの好セーブ連発で得点を与えず81分には相手のクリアミスを突き後半唯一の枠内シュートを放ったケイセル・フレールが先制ゴールを奪い、そのまま逃げ切って1-0で勝利したことでグループリーグ逆転突破に一縷の望みを繋げた[3][4](コスタリカが日本に勝ったのは全てを通してこれが初めてである[5])。3戦目のドイツ戦では前半に先制されながらも後半に一時は逆転してグループリーグ突破の可能性はあったものの、直後に3点を奪われるなどして最終的に2-4で敗れ、1勝2敗の4位に終わりグループリーグ敗退となった[6]

成績 編集

FIFAワールドカップ 編集

開催国 / 年 成績
  1930 不参加
  1934
  1938 棄権
  1950 不参加
  1954
  1958 予選敗退
  1962
  1966
  1970
  1974
  1978
  1982
  1986
  1990 ベスト16 4 2 0 2 4 6
  1994 予選敗退
  1998
   2002 グループリーグ敗退 3 1 1 1 5 6
  2006 3 0 0 3 3 9
  2010 予選敗退
  2014 ベスト8 5 2 3 0 5 2
  2018 グループリーグ敗退 3 0 1 2 2 5
  2022 グループリーグ敗退 3 1 0 2 3 11
合計 出場6回 21 6 5 10 22 39

CONCACAFゴールドカップ 編集


注:1989年までの大会名は「CONCACAF選手権」

コパ・セントロアメリカーナ 編集

開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
  1991 優勝 3 3 0 0 10 1
  1993 準優勝 3 2 0 1 3 2
  1995 4位 4 1 1 2 5 6
  1997 優勝 5 3 2 0 12 3
  1999 5 3 0 2 13 3
  2001 準優勝 5 2 2 1 8 5
  2003 優勝 5 4 1 0 5 1
  2005 4 3 1 0 8 2
  2007 4 2 1 1 5 2
  2009 準優勝 4 3 1 0 9 1
  2011 4 1 2 1 6 5
  2013 優勝 5 4 1 0 6 1
  2014 3 2 1 0 7 3
  2017 4位 5 1 3 1 4 2
合計 14/14 59 34 16 9 103 37

CCCF選手権 編集

開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
  1941 優勝 4 4 0 0 23 5
  1943 3位 6 3 0 3 20 15
  1946 優勝 5 4 0 1 24 6
  1948 8 5 1 2 25 11
  1951 準優勝 4 2 1 1 13 5
  1953 優勝 6 6 0 0 19 2
  1955 6 6 0 0 19 4
  1957 不参加
  1960 優勝 5 3 2 0 14 4
  1961 7 7 0 0 32 4
合計 9/10 51 40 4 7 191 56

コパ・アメリカ 編集

開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
  1993 不出場
  1995
  1997 グループリーグ敗退 3 0 1 2 2 10
  1999 不出場
  2001 ベスト8 4 2 1 1 7 3
  2004 4 1 0 3 3 8
  2007 不出場
  2011 グループリーグ敗退 3 1 0 2 2 4
  2015 不出場
  2016 グループリーグ敗退 3 1 1 1 3 6
  2019 不出場
  2021
  2024 未定
合計 5/13 17 5 3 9 17 31

歴代監督 編集

歴代選手 編集

GK 編集

DF 編集

MF 編集

FW 編集

歴代記録 編集

出場数ランキング 編集

2023年9月8日現在[7]
  水色は現役代表選手
順位 選手 出場 得点 期間
1 セルソ・ボルヘス 163 27 2008-
2 ブライアン・ルイス 147 29 2005-2022
3 ワルテル・センテノ英語版 137 24 1995-2009
4 ジョエル・キャンベル 131 27 2011-
5 ルイス・マリン 128 5 1993-2009
6 ロランド・フォンセカ英語版 113 47 1992-2011
7 ケイロル・ナバス 111 0 2008-
8 アルバロ・サボリオ 111 36 2002-2019
9 マウリシオ・ソリス英語版 110 6 1993-2006
10 ミチャエル・ウマニャ 103 1 2004-2017

得点数ランキング 編集

2023年9月8日現在
  水色は現役代表選手
順位 選手 得点 出場 期間
1 ロランド・フォンセカ英語版 47 113 1992-2011
2 パウロ・ワンチョペ 45 73 1996-2008
3 アルバロ・サボリオ 36 111 2002-2019
4 ブライアン・ルイス 29 147 2005-2022
5 フアン・ウジョア英語版 27 27 1955-1970
セルソ・ボルヘス 27 163 2008-
ジョエル・キャンベル 27 131 2011-
8 ロナルド・ゴメス 24 91 1993-2008
ワルテル・センテノ英語版 24 137 1995-2009
10 ホルヘ・モンヘ英語版 23 27 1955-1961

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集