サマラ曲り(サマラまがり、ロシア語: Самарская Лука)はサマラ湾曲とも言い、ロシアサマラ州にある地形で、北から南へ流れるヴォルガ川中流がサマラの町近くでジグリ山塊Zhiguli Mountains)に突き当たり、大きくU字形時計回りした後、再び元通り北から南へ流れ一路カスピ海へ向かう、約200キロメートルの場所をいう。

サマラ川がヴォルガ川に合流する所にサマラの町があり、その付近でヴォルガ川が大きなU字形に曲がっている
ジグリ山塊中のヴォルガ川』(イヴァン・アイヴァゾフスキー画、1886年)

サマラ曲りでは上流から、自動車工業が盛んなトリヤッチの町(左岸)を過ぎた所で南向きから東向きに変わり、世界で最大といわれるジグリ水力発電所(旧名:クイビシェフ水力発電所)、しばらく前は石油採掘で潤ったジグリョフスク(Zhigulyovsk)の町(右岸)、ジグリ山塊とジグリ自然保護区(右岸)、ソク川の合流点(左岸)、サマラ州の州都であるサマラの町(左岸)、サマラ川の合流点(左岸)などを通過した後、西へ向きを変え、シズラニ(右岸)周辺で再度南へ向きを変える。 [1]

参照項目 編集

脚注 編集

  1. ^ サマラ曲りの写真集 (英語)

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