ザータリ難民キャンプアラビア語: مخيم الزعتري‎)はヨルダン北部の都市マフラクの中心部から東に約10kmの場所に位置する難民キャンプである。

概要 編集

ザータリ難民キャンプは2012年7月28日に設立された。2011年に始まったシリア内戦アラブの春)から逃れてきたシリア難民たちが住んでいる。居住者数は、2013年4月に20万人を超えたが、2017年5月時点では約8万人前後である[1]

ザータリ難民キャンプの特徴は、都市化して市場が発生していることである。キャンプの中心にあるシャンゼリゼ通りでは、野菜家電製品衣類、更にはコーヒーやシーシャ(水タバコ)のような嗜好品ウエディングドレスまでも購入できる。

それと同時に、衛生環境の整備(水やトイレなど)、栄養不足、教育機会の不足、身体的・精神的な医療サポートの不足、売春麻薬取引を含む犯罪率の増加といった課題が山積している。

ザータリ難民キャンプの収容可能人数が最大60,000人のため、第二の難民キャンプがザルカの東20kmのところに新設された。

脚注 編集

外部リンク 編集