シェリー・スタインハウアー

アメリカの女子プロゴルファー

シェリー・スタインハウアーSherri Steinhauer、1962年12月27日生まれ)は米国人女子プロゴルファー。現在はレジェンドツアーでプレーしている。LPGA ツアーに26年間在籍し、2012年に引退した。ウィスコンシン州マジソンで生まれ、テキサス大学オースチン校を卒業後の1986年に LPGA ツアーに参加、1992年のデュモーリエクラシック[1][2]および2006年の全英女子オープンの二つのメジャー大会を含むツアー8勝を記録した。なお、スタインハウアーは1998年及び1999年の全英女子オープンにも優勝しているが、この当時の全英女子オープンは女子ヨーロッパツアーではメジャー大会として指定されていたが、LPGA ツアーではメジャー大会指定されていなかったため、メジャー優勝回数にはカウントされない[3]

 シェリー・スタインハウアー 
2007 LPGA Championship - Sherri Steinhauer (1)
2007年 LPGA 選手権でのスタインハウアー
基本情報
名前 シェリー・スタインハウアー
生年月日 1962年12月27日
国籍 アメリカ合衆国
出身地 ウィスコンシン州マジソン
経歴
大学 テキサス大学
プロ転向 1985年
現在のツアー LPGA Tour (joined 1986)
Legends Tour (joined 2009)
以前のツアー Futures Tour (joined 1985)
プロ勝利数 10
優勝数
LPGAツアー 8
他ツアー 2
LPGAメジャー選手権最高成績
(優勝: 2)
ANA T6: 1992
全米女子プロ T4: 1997
全米女子OP T13: 1993
デュモーリエ Won: 1992
全英女子OP Won: 2006
受賞
Wisconsin Golf
Hall of Fame
2004
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年間賞金ランキング最高位は7位で、2度記録している。一度目は1994年で、トップ10以内のフィニッシュが8回あり、このうちスプリント選手権[4][5][6] (Sprint Championship) では優勝した。1994年にはソルハイムカップの代表に初めて選ばれ、その後1998年、2000年、2007年にも出場している。

1999年は JAL ビッグアップルクラシックと全英女子オープンに優勝し、再び賞金ランキング 7 位になった。この年のジェイミーファークローガークラシック (Jamie Farr Kroger Classic) では LPGA ツアー史上最大の 6 人でのプレーオフとなり、スタインハウアーはこのうちの一人だった[7]。最終的にはパク・セリが優勝した[8]

世界ゴルフ殿堂入りゴルフインストラクターであるマヌエル・デラトーレの指導を受けた[9]

2009年3月31日、2月中旬に片方の股関節の手術を行って回復中であるが、さらに5月にはもう片方の股関節も手術を行うため、2009年シーズンは競技を休む、と発表した[10]。2010年にはツアー復帰した[11]

2011年のカナディアン女子オープンで予選落ちした直後にレギュラーツアーからの引退をアナウンスした[12]。2012年はキアクラシック (Kia Classic) とクラフトナビスコ選手権には出場した[13]。メジャー大会優勝者として、2018年の全米シニア女子オープンに出場する資格を持っている(出場しなかった)。

2011年のソルハイムカップでは米国代表チームの副キャプテンを務めた[14]

プロでの成績(10勝) 編集

LPGAツアー優勝(8回) 編集

成績
LPGAツアーメジャー大会(2勝)
その他のLPGAツアー(6勝)
番号 日付 大会名 優勝スコア 2位との打数差 準優勝
1 1992年8月16日 デュモーリエクラシック −11(67-73-67-70 = 277) 3打  ジュディ・ディッキンソン
2 1994年5月1日 スプリント選手権 −15(68-68-67-70 = 273) 1打  ケリー・ロビンズ
3 1998年8月16日 ウィータビックス全英女子オープン +4(81-72-70-69 = 292) 1打  ブランディ・バートン
  ソフィー・グスタフソン
4 1999年7月18日 JAL ビッグアップルクラシック −11(68-66-72 = 273) プレーオフ  ローリー・ケーン
5 1999年8月12日 ウィータビックス全英女子オープン −9(70-72-68-73 = 283) 1打  アニカ・ソレンスタム
6 2004年3月23日 Sybaseクラシック −12(67-70-66-69 = 272) 2打  グレース・パク
7 2006年8月6日 ウィータビックス全英女子オープン −7(73-70-66-72 = 281) 3打  ソフィー・グスタフソン
 クリスティ・カー
8 2007年9月2日 LPGAステートファームクラシック −17(67-66-71-67 = 271) 1打  クリスティーナ・キム

LPGAツアープレーオフ記録(1勝1敗)

いいえ。 トーナメント 対戦相手 結果
1 1999年 ジェイミーファークローガークラシック   カーリン・コック
  ケリー・キューン
  マルディ・ラン
  朴セリ
  カリー・ウェブ
パク・セリが1ホール目でバーディーを取り優勝
2 1999年 JAL ビッグアップルクラシック   ロリ・ケーン 5ホール目にバーディーを取り優勝

レジェンズツアー優勝(2勝) 編集

  • 2009年 レジェンドツアーオープンチャンピオンシップ
  • 2013年 ウェンディーズチャリティーチャレンジ

メジャー大会 編集

優勝(2勝) 編集

大会名 優勝スコア 2位との打数差 準優勝
1992 デュモーリエクラシック -11(67-73-67-70 = 277) 2打  ジュディ・ディッキンソン
2006年 ウィータビックス全英女子オープン -7(73-70-66-72 = 281) 3打  ソフィー・グスタフソン クリスティ・カー

タイムライン 編集

大会 1983年 1985年 1986年 1987年 1988年 1989年
クラフトナビスコ選手権 CUT T36
LPGA選手権 CUT T50 CUT T51
全米女子オープン T40 LA CUT CUT
デュモーリエクラシック CUT T31 T13 CUT
大会 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年
クラフトナビスコ選手権 T17 T6 T31 T32 T16 CUT T48 T9 T10 T17
LPGA選手権 T36 T11 T44 CUT T7 CUT T18 T4 T37 T19 T40
全米女子オープン CUT CUT T36 T13 T22 CUT T36 CUT CUT T25 CUT
デュモーリエクラシック T19 T44 1 T10 T11 WD T24 T9 T34 CUT
大会 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
クラフトナビスコ選手権 CUT T36 CUT T48 T23 T35 T20 CUT
LPGA選手権 CUT CUT CUT T23 CUT T16 T56 T46
全米女子オープン T50 T51 CUT T32 CUT T24 T25 T38
全英女子オープン^ CUT CUT CUT T42 T39 1 T23 T64
大会 2010年 2011 2012年
クラフトナビスコ選手権 T67 CUT CUT
LPGAチャンピオンシップ T54 T75
全米女子オープン T52 70
全英女子オープン T50 CUT

^ 2001年、デュモーリエクラシックに代わり全英女子オープンが LPGA メジャー大会となった。

LA =ローアマチュア

CUT=予選落ち

「T」=タイ順位

概要 編集

  • 本選出場回数 – 96
  • 優勝 – 2
  • 2位フィニッシュ – 0
  • 3位フィニッシュ – 0
  • トップ3フィニッシュ – 2
  • トップ5フィニッシュ – 3
  • トップ10フィニッシュ – 9
  • トップ25フィニッシュ – 28
  • 予選落ち – 32
  • 連続予選通過 – 9
  • トップ10継続大会回数 – 2

チーム戦出場 編集

プロ

  • ソルハイムカップ(米国代表): 1994 (勝利)、 1998 (勝利) 、 2000、2007 (勝利)
  • レクサスカップ(国際チーム代表): 2006年
  • ハンダカップ(米国代表):2010年(勝利)、2011年(勝利)、2012年(引き分け、カップは保持)、2014年(勝利)

脚注 編集

外部リンク 編集