シオザキソウ学名Tagetes minuta )は、キク科コウオウソウ属に分類される植物の一種。

シオザキソウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: コウオウソウ属 Tagetes
: シオザキソウ T. minuta
学名
Tagetes minuta L.
英名
Southern Cone Marigold,Stinking Roger,black mint[1]

分布 編集

南アメリカを原産地とする[2]北アメリカアフリカオーストラリア、日本など世界中に帰化している[2]

日本では1957年に東京都江東区深川塩崎町(かつての深川区塩崎町、現在の塩浜2丁目)で初めて帰化が確認され、和名も発見地に由来する[2]

特徴 編集

一年生草本で草丈は1.5mほどになる。葉は奇数羽状複葉で対生し、鋸歯がある。無毛で強い臭いを放つ。

市街地、草原、田畑などに生育する。

分類学的にはマリーゴールドに近縁な植物とされる。

利用 編集

 
ペルー料理オコパとして使用されるシオザキソウ

ケチュア語ではワカタイ(Huacatay)といい、自生するペルーエクアドルチリボリビアの一部ではハーブとして用いられる。

参考文献 編集

  1. ^ California Dept. of Food and Agriculture data sheet: Tagetes minuta
  2. ^ a b c 清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七『日本帰化植物写真図鑑 Plant invader 600種』全国農村教育協会、2001年7月26日。ISBN 4-88137-085-5 p.393

関連項目 編集

外部リンク 編集