シオン空港

スイスの空港

シオン空港(シオンくうこう、英語:Sion Airport フランス語:Aéroport de Sion)(IATA: SIRICAO: LSGS)(軍用:LSMS)は、スイスヴァレー州シオンにある地方空港。以前はスイス空軍との軍民共用空港であった。1935年開港[1]2019年の利用者数は25,992人であった[1]。大手航空会社による就航路線は無く[3]、利用の大半は飛行学校による飛行訓練と民間ヘリによる遊覧飛行などである。

シオン空港
Aéroport de Sion
Sion Airport
IATA: SIR - ICAO: LSGS / LSMS
概要
国・地域 スイスの旗 スイス
所在地 シオン
母都市 ヴァレー州
開港 1935年6月
ターミナル 1
標高 483 m (1,585 ft)
座標 北緯46度13分10.53秒 東経7度19分36.35秒 / 北緯46.2195917度 東経7.3267639度 / 46.2195917; 7.3267639
公式サイト sionairport.ch
地図
LSGSの位置(スイス内)
LSGS
LSGS
滑走路
方向 長さ×幅 (m) 表面
07R/25L 2,000×40 舗装
アスファルト
07L/25R 660×30 非舗装(草)
統計(2014年)
旅客数 25,992人[1]
発着回数 35,287回[2]
リスト
空港の一覧
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概要 編集

ここから西110㎞の位置にジュネーヴ空港、北110㎞の位置にベルン空港があるため、2020年10月時点で航空会社による定期便の運航は行われておらず、2020年の夏期限定でスイス航空LCCフライベア(FlyBair)によるスペインポルトガルおよびイギリス行きのチャーター便運航が行われている。

ハブ空港として利用しているのはスイス民間航空救助隊である「エア=グラシエ」となり、同様の航空救急サービスを行う「エアー・ツェルマット」が事務所を構えており、この2社によりヴァレー州の緊急搬送や山岳救助活動が行われ、ここからアルプス山脈への遊覧飛行やマッターホルンに点在するスキー場へのヘリタクシー事業なども行われている。

1986年と2017年にエア・ショー・シオン(Air Show Sion)が開催されている[4]

2017年、スイス空軍再編により空軍が離れたことで民間空港となり、今日緊急時の代替飛行場として機能している[5]

脚注 編集

  1. ^ a b c Figures and Maps”. Sion Airport. 2021年3月24日閲覧。
  2. ^ Sion Airport” (PDF). Sion Airport (2015年1月). 2021年3月24日閲覧。
  3. ^ Destinations Departures Arrivals”. Sion Airport. 2021年3月24日閲覧。
  4. ^ A400M kommt nach Sion”. Flieger Web.com (2017年8月16日). 2021年3月24日閲覧。
  5. ^ «L'aviation militaire à Sion après 2017? Pas exclu»”. 20Minuten (2015年9月17日). 2021年3月24日閲覧。

参考文献 編集

  • Patrice Tschopp (1986), L’Aéroport de Sion ou l’histoire d’une passion sédunoise et valaisanne, 1935–1985 (ドイツ語), Sion

外部リンク 編集