シクロテン
シクロテン（英: cyclotene）は化学式C6H8O2で表される有機化合物[2]。メチルシクロペンテノロン（英: Methylcyclopentenolone）とも呼ばれる。コーヒー[3][2]やカラメル[4]など焙煎したものの香り成分となる。
| シクロテン cyclotene | |
|---|---|
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cyclotene | |
別称 メチルシクロペンテノロン | |
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 80-71-7 |
| 特性 | |
| 化学式 | C6H8O2 |
| モル質量 | 112.13 g mol−1 |
| 匂い | 甘く焦げた香り |
| 融点 |
104 - 108℃[1] |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
用途 編集
カスタードプリンのカラメルソース部分に似た、甘く焦げたにおいがあることから、食品[5]や飼料添加物、衣料用洗剤、電子たばこ[6]の香料として幅広く使用されている。また、日本の環境省告示の「臭気指数及び臭気排出強度の算定の方法」における基準臭液に採用されている[7]。木材の薫煙処理により生じ、殺菌・防腐効果をもたらすとの説もある[8]。
出典 編集
- ^ 日本香料工業会 (PDF) [リンク切れ]
- ^ a b 佐藤菊正、鈴木茂「シクロテンの合成」『有機合成化学協会誌』第25巻第1号、有機合成化学協会、1967年、2-9頁、doi:10.5059/yukigoseikyokaishi.25.2。
- ^ 岡山理科大学 直島好伸 1976年[リンク切れ]
- ^ ニッスイアカデミー[リンク切れ]（日本水産）
- ^ 日本貿易振興機構 (PDF) [リンク切れ]
- ^ TaEco公式サイト[リンク切れ]
- ^ 『嗅覚測定法マニュアル』環境省環境管理局大気生活環境室編集 社団法人におい・かおり環境協会発行 2005年（第5版）ISBN 4-915952-29-0
- ^ 一級建築士事務所松野浩アトリエ環境システム[リンク切れ]
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