シミュラクラ現象(シミュラクラげんしょう)とは、人間には3つのが集まった図形と見るようにプログラムされている、というの働きである[1]。和訳は類像現象[1]シミュラクラ効果とも呼ばれる。

「シミュラクラ」という言葉は、「人や物を表現または模写した物」(似姿)を意味する英語の"simulacrum英語版"(シミュラクム)の複数形の"simulacra"に由来する。"simulacrum"はラテン語で「似ている物」の意味である[2]

概要 編集

人は他人や動物に出会った場合、味方を判断したり[1]、相手の行動、感情などを予測したりする目的で本能的にまず、相手のを見る習性がある。人や動物の目と口は逆三角形に配置されていることから、などが逆三角形に配置されたものを見ると、脳は顔と判断してしまう[1]心霊写真と呼ばれる現象の多くが、これで説明できるとされている[1]

現象例 編集

 
接地極付きコンセント

例として、接地極付きコンセントが3羽並んだ風景などがある。

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d e 『大人も知らない?ふしぎ現象事典』2021年 マイクロマガジン社 70頁
  2. ^ Word of the Day”. dictionary.com (2003年5月1日). 2007年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月7日閲覧。

関連項目 編集