シャーロームשָׁלוֹם šālôm [ʃʌ'lom], アシュケナジム式šólem, sholom, sholym)はヘブライ語で「平和」を意味する言葉。ヘブライ語の挨拶のひとつでもあり、日本語の「こんにちは」に相当する。

シャーローム・アレイヘム(返すときはアレイヘム・シャーローム)は別れの挨拶であり、安息日の夜に歌われるピーユートの名称でもある。

アラビア語サラーム(سلام, DMG方式: salām)、またアッ=サラーム・アライクム(السلام عليكم, as-salāmu ʿalaykum)、(返すときはワ・アライクム・ウッ=サラーム, وعليكم السلام, wa-ʿalaykum us-salām)の同等表現で、どちらも古代メソポタミア文明期に話されていたアッカド語といった言語における平和・平安という意味のあいさつを継承したものとされている。

アラビア語のサラームとヘブライ語のシャロームは同語源で、共にセム語の語根šlmに由来するが、アラビア語の場合šはsに変化している。アラビア語のサラームもヘブライ語のシャロームと同様に「平和」という意味がある[1]

派生形

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人名

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天体

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他の用例

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脚注

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  1. ^ マレー語インドネシア語のselamat、タガログ語セブアノ語などのsalamatは、アラビア語のサラームが語源である。