シュコダル湖(シュコダルこ、アルバニア語: Liqeni i Shkodrësセルビア語モンテネグロ語: Скадарско језеро / Skadarsko jezero)は、モンテネグロアルバニアの国境にある湖で、バルカン半島最大のである。この名称は湖畔にある北アルバニアの都市シュコドラから名付けられている。

シュコダル湖

シュコダル湖

シュコダル湖の位置(モンテネグロ内)
シュコダル湖
シュコダル湖
シュコダル湖の位置(バルカン半島内)
シュコダル湖
シュコダル湖
シュコダル湖の位置(モンテネグロ)
所在地 アルバニアの旗 アルバニア
モンテネグロの旗 モンテネグロ
位置 北緯42度10分 東経19度19分 / 北緯42.167度 東経19.317度 / 42.167; 19.317座標: 北緯42度10分 東経19度19分 / 北緯42.167度 東経19.317度 / 42.167; 19.317
面積 370 km2
最大水深 44 m
水面の標高 6 m
淡水・汽水 淡水
プロジェクト 地形
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標高6mの位置にあり、面積は370km2から530km2の範囲で変動する。全体の2/3がモンテネグロ領、残りの1/3がアルバニア領である。湖にはモラチャ川英語版Морача)が流れ込み、ボヤナ川英語版Бојана / Bunë)を通じて32km先のアドリア海に流れ出ている。ドリン川を介してオフリド湖プレスパ湖などとも繋がっている[1]

モンテネグロ側の湖とその周辺地域は、1983年国立公園に指定されている。この地域はヨーロッパ最大の鳥類の保護区であり、約270種の鳥が生息している。狩猟鳥やヨーロッパでも残存する生息地の少ないペリカンカオジロオタテガモシロハラチュウシャクシギなどがいる。また、アドリア海、オフリド湖とプレスパ湖にも生息している絶滅危惧種ホシチョウザメ英語版アドリアトラウト英語版および近絶滅種バルチックチョウザメChondrostoma scodrensis英語版などの魚類が生息している[1]

周辺にヨシスゲヤナギの生える湿地があり、モンテネグロ側は1996年に、アルバニア側は2006年にそれぞれラムサール条約の「国際的に重要な湿地」に登録された[1][2]

シュコダル湖とその周辺の地図

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c Lake Shkodra and River Buna | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2006年2月2日). 2023年4月5日閲覧。
  2. ^ Skadarsko Jezero | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (1995年12月13日). 2023年4月5日閲覧。

外部リンク 編集