ショーン・エリオット

ショーン・マイケル・エリオット(Sean Michael Elliott、1968年2月2日-)は、アメリカ合衆国の元バスケットボール選手。アリゾナ州ツーソン出身。NBAのサンアントニオ・スパーズに在籍した。

ショーン・エリオット
Sean Elliott

アリゾナ大学時代のエリオット
引退
ポジション	SF
シュート	右手
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
生年月日	(1968-02-02) 1968年2月2日（56歳）
出身地	アリゾナ州ツーソン
身長(現役時)	203cm (6 ft 8 in)
体重(現役時)	100kg (220 lb)
キャリア情報
出身	アリゾナ大学
NBAドラフト	1989年 / 1巡目 / 全体3位[1]
サンアントニオ・スパーズ から指名
永久欠番	スパーズ  32
選手経歴
1989-1993 1993-1994 1994-2001	サンアントニオ・スパーズ デトロイト・ピストンズ サンアントニオ・スパーズ
受賞歴
NBAチャンピオン (1999) 2× NBAオールスターゲーム 出場(1993, 1996) NBAオールルーキーチーム (1990) No.32 サンアントニオ・スパーズ永久欠番 ジョン・ウッデン賞 (1989) アドルフ・ラップ賞 (1989) NABC最優秀選手 (1989) AP通信カレッジフットボール最優秀選手 (1989) NCAAオールアメリカンファーストチーム2回 – (1988. 1989) パシフィック10カンファレンス最優秀選手 (1988–1989) No.32 アリゾナ大学永久欠番
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

1988年にスティーブ・カーと共に、アリゾナ大学を初のファイナル・フォーに導いた後、1989年のドラフトで一巡目にサンアントニオ・スパーズに選択される。 デトロイト・ピストンズの一員であった1993年-1994年のシーズンを除き、エリオットはその選手生命の全てをスパーズですごした。2001年に引退している。1999年にスパーズの一員として優勝を経験した後に、腎臓の病気にかかっていることを公表し、腎臓移植を受けた。1999年8月と2000年3月13日に手術を受け、手術は成功に終わった。チームに復帰し、NBA史上初めて、腎臓移植後に復帰した選手になった。

通算成績は、1試合当たり14.2得点、4.3リバウンド、2.6アシストであった。1992年12月18日の対ダラス・マーベリックス戦で、1試合41得点の個人記録を出している。2004年現在、エリオットはABCスポーツとESPNのバスケットボール解説者である。

個人成績

略称説明
GP	出場試合数	GS	先発出場試合数	MPG	平均出場時間
FG%	フィールドゴール成功率	3P%	スリーポイント成功率	FT%	フリースロー成功率
RPG	平均リバウンド数	APG	平均アシスト数	SPG	平均スティール数
BPG	平均ブロック数	PPG	平均得点	太字	キャリアハイ
	優勝シーズン

レギュラーシーズン

シーズン	チーム	GP	GS	MPG	FG%	3P%	FT%	RPG	APG	SPG	BPG	PPG
1989–90	スパーズ	81	69	25.1	.481	.111	.866	3.7	1.9	0.6	0.2	10.0
1990–91	スパーズ	82	82	37.1	.490	.313	.808	5.6	2.9	0.8	0.4	15.9
1991–92	スパーズ	82	82	38.0	.494	.305	.861	5.4	2.6	1.0	0.4	16.3
1992–93	スパーズ	70	70	37.2	.491	.356	.798	4.6	3.8	1.0	0.4	17.2
1993–94	ピストンズ	73	73	33.0	.455	.299	.803	3.6	2.7	0.7	0.4	12.1
1994–95	スパーズ	81	81	35.3	.468	.408	.807	3.5	2.5	1.0	0.5	18.1
1995–96	スパーズ	77	77	37.7	.466	.411	.771	5.1	2.7	0.9	0.4	20.0
1996–97	スパーズ	39	39	35.7	.422	.333	.755	4.9	3.2	0.6	0.6	14.9
1997–98	スパーズ	36	36	28.1	.403	.378	.718	3.4	1.7	0.7	0.4	9.3
1998–99	スパーズ	50	50	30.2	.410	.328	.757	4.3	2.3	0.5	0.3	11.2
1999–2000	スパーズ	19	19	20.6	.358	.351	.781	2.5	1.5	0.6	0.1	6.0
2000–01	スパーズ	52	34	23.6	.434	.426	.714	3.3	1.6	0.4	0.5	7.9
Career		742	712	33.0	.465	.375	.800	4.3	2.6	0.8	0.4	14.2
All-Star		2	0	18.5	.333	.333	.800	3.5	1.0	0.0	0.0	9.0

プレーオフ

シーズン	チーム	GP	GS	MPG	FG%	3P%	FT%	RPG	APG	SPG	BPG	PPG
1990	スパーズ	10	10	29.1	.552	.000	.724	4.1	1.8	0.9	0.6	12.7
1991	スパーズ	4	4	33.0	.425	.000	.781	5.5	4.0	1.0	0.3	14.8
1992	スパーズ	3	3	45.7	.475	.625	.889	4.3	2.7	1.0	1.3	19.7
1993	スパーズ	10	10	38.1	.472	.214	.925	4.8	3.6	0.8	0.3	15.8
1995	スパーズ	15	15	38.3	.435	.364	.776	4.8	2.7	0.7	0.5	17.3
1996	スパーズ	10	10	38.9	.402	.294	.797	3.9	2.5	1.1	0.4	15.5
1999	スパーズ	17	17	33.8	.444	.400	.763	3.4	2.6	0.5	0.2	11.9
2000	スパーズ	4	4	29.8	.375	.385	.625	5.5	1.3	0.0	0.5	10.0
2001	スパーズ	12	0	19.9	.373	.364	1.000	2.2	1.2	0.4	0.5	4.8
Career		85	73	33.4	.445	.356	.801	4.0	2.4	0.7	0.4	13.2

その他

• スパーズ時代の背番号32番は、アリゾナ大学とスパーズで永久欠番になった。
• 日系人の妻がおり、シーズンオフに妻のルーツである四国を訪れるなど、日本のファンにも馴染み深い存在だった。
• デトロイト・ピストンズ在籍時の1993-94シーズン途中に、当時ヒューストン・ロケッツに所属していたロバート・オーリー、マット・バラードとのトレードが内定していた。ところが、メディカルチェックの際にエリオットの体調に不備が発見された為に、このトレード話は破談に終わった。その後エリオットはスパーズに復帰し、1999年に念願の初優勝。一方のオーリーは、ルディ・トムヤノビッチとの確執を抱えながらもロケッツの2連覇に貢献。その後ロサンゼルス・レイカーズでも3連覇を達成。更にはスパーズでも2度の優勝を経験し、『優勝請負人』として名を馳せた。

外部リンク

• 選手の通算成績と情報 NBA、Basketball-Reference、ESPN、Eurobasket、RealGM