シリンギン(Syringin)は、1841年にMeilletによってライラック(Syringa vulgaris)の皮から最初に単離された天然化合物である[1]。それ以来、多くの種類の植物に広く分布しているのが見つかっている。エゾウコギ(Eleutherococcus senticosus)からも見つかっており、エレウテロシドBとも呼ばれる。化学的には、シナピルアルコールグルコシドである。

シリンギン
識別情報
CAS登録番号 118-34-3 チェック
PubChem 5316860
ChemSpider 4475831
特性
化学式 C17H24O9
モル質量 372.37 g mol−1
外観 白色結晶固体
融点

192 °C, 465 K, 378 °F ([1])

への溶解度 Slightly soluble[1]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

出典 編集

  1. ^ a b c Merck Index, 11th Edition, 8997