シンガポール・ケーブルカー

シンガポール・ケーブルカー英語Singapore Cable Car)は、シンガポール南部のマウント・フェーバー (The Jewel Box Station) からハーバー・フロント (Harbourfront Station) を経由し、セントーサ島 (Sentosa Station) まで運行されているシンガポール島セントーサ島を結ぶ索道(ロープウェイ)である。運行会社ではケーブルカーと称しているが、日本の観点ではロープウェイである。イギリス英語では cable car という言葉で、索道を指すこともある。

シンガポール・ケーブルカー
路線総延長1.6 km
駅・施設
uKBHFa
0m The Jewel Box
uBHF
700m Harbourfront
uWBRÜCKE1
uKBHFe
1650m Sentosa

路線データ 編集

  • 路線距離: 1.6km
  • 駅数: 3
  • 走行方向: 左側通行
  • 運行速度: 3.8m/s
  • キャビン総数: 81
  • 営業時間: 8:30AM-11:00PM

概要 編集

1974年2月15日に開業したロープウェイで、シンガポール島セントーサ島を結び、港の上空、海を越えていく。それぞれのキャビンの定員は大人6名で、一方向で一時間当たり最大1400人輸送することができる。ケーブルのすぐ上にある電話線に27個の赤色の航空障害灯が取り付けられている。

沿革 編集

  • 1974年2月15日に開業
  • 1983年1月29日 下を通過した船がロープウェイに当たりキャビンが海に転落する事故が起こる。
  • 1988年 通算1000万人搭乗
  • 1994年 キャビンを交換
  • 1995年 通算2000万人搭乗
  • 1997年 通算2500万人搭乗
  • 1999年 床がガラスでできていて下が見えるキャビンを追加(翌年にも追加)

運転 編集

全線通しでの所要時間は12分である。

料金 編集

Jewel Box Stationからセントーサの料金でセントーサ島への入島料は含まない。入島料はS$2。

大人 子供
片道 S$10.90 S$5.50
往復 S$11.90 S$6.50
ガラスのキャビン(往復) S$18.00 S$11.00

施設 編集

  • The Jewel Box Station
海抜93m。マウント・フェーバーにある駅。
  • Seah Im Tower
海抜80m。
  • Harbourfront Station
海抜69m。MRT北東線と接続
  • Selegu Tower
海抜88m。
  • Sentosa Station
海抜47m。

事故 編集

1983年1月29日パナマ船籍の石油採掘用の船がロープウェイの下を通過した際にケーブルに当たってしまい2つのキャビンが55メートル下の海に落ち、7人が死亡するという事故が起こった。現在はセントーサ島シンガポール島に橋も架かり、大きな船がロープウェイの下を通過することはできない。

関連項目 編集

外部リンク 編集